健康診断ではどっちを選ぶ?定番のバリウム?それとも胃カメラ?

胃カメラで胃の中を映している画像

社会人は5月頃になると、どこの会社も大体健康診断を行います。これは労働者としては当たり前の ” 権利 ” であって、逆に会社の立場に立って言うと、実施しなければならない ” 義務 “になります。

健康診断って大変ですよね。

混んでいるのは勿論の事、年齢を重ねると検査項目が増える!

中でも、最も健康診断の中で嫌いな検査は、そう!

バリウム(胃部エックス線検査)です。

わたしの場合は、35歳からやっていますのでかれこれ10年ぐらいですね。

さて、このバリウムですが、経験者ならわかる通りとにかくキツイ!!

ゲップを我慢しながら体を回転させ、何度も撮影するあの行為は憂鬱そのもの。

ということで、今回初めて ” 胃カメラ(胃内視鏡検査) ” に挑戦しました。

別に気になる所があるわけではなかったのですが、とにかくバリウムが嫌だったので、経験の為にもやっておこうと思い挑戦。

胃カメラ検診にご興味のある方は、ご一読ください。

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【健康診断とは?】

まずは、毎年何の疑いもなく実施している(させられている)健康診断とは何ぞや?

という事について書いておきたいと思います。

「労働安全衛生法」が関係している?

ヘルメットをかぶった人

健康診断は、前述したとおり会社に実施義務があるものであり、労働安全衛生法第66条において、医師による健康診断の実施義務が謡われています。

労働安全衛生法第66条

「事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断(第六十六条の十第一項に規定する検査を除く。以下この条及び次条において同じ。)を行わなければならない。」

<補足>
雇入時の場合で、医師による健康診断を3か月以内に実施していれば、それを証する書類を提出することで健康診断は不要になります。

新入社員は、入社前に自分で受信するのが一般的でしょうか。

因みに ” 特殊業務 ” と呼ばれる仕事についている人(エックス線など多量の有害放射線にさらされる業務や、重量物の取扱い等の重激な業務)については、この業務に配置換えの際、半年に1回実施することとされています。

また、更に有害な環境で仕事をしないといけない人(除染業務従事者など)は、 ” 特殊健康診断 ” といって、特別の健康診断というものを別に受けないといけません。

わたしの場合は、どうなんだろう。。。

というのも、前述の ” 特殊業務 ” には「深夜業を含む業務」というものが含まれているのです。

配置転換も何も、もともと最初から深夜業務ありきの24時間365日営業している職場に就職したわけですが、これって「深夜業務」にあたるのか・・・。

まあ、1年に1回はとりあえずやってくれてるからいいか。

「労働安全衛生規則」も関係している

ヘルメットをかぶった人二人

労働安全衛生規則の44条において、定期的に健康診断を行う事と規定されています。

これは、” 法定検診(定期健康診断) ” と呼ばれるもので、普通の会社員(オフィス勤務など)の場合で、常時使用する労働者には「雇入時の健康診断」及び、年1回の定期健康診断をすることが必要とされています。

因みに、この法定検診は35歳未満の人が受けるものです

そして、35歳以上になると「生活習慣病予防検診」となり、バリウム検査が入ってきます。

※下記は、1年に1回行う定期健康診断の検査項目

1.診察

2.身体測定

3.血圧測定

4.尿検査

5.便潜血反応検査

6.血液検査

7.心電図検査

8.胸部レントゲン検査

9.胃部レントゲン検査

※みなさんも、一度健康診断の結果と比較してみてください。

【バリウム検査は医者もやりたがらない?】

バリウムが入ったビーカー

さてこのバリウム検査、医師によっては、やらない方が良いという人もいます。

理由は、

検査時のレントゲン線による被ばくがあるから

です。

レントゲン線は細胞内のDNAを傷つけるとされており、これを過度に受けることで正常な細胞が癌化してしまう可能性があるとか。

これを毎年毎年、検査をすることで多量の放射線を浴びてしまうわけですから、普通に考えてやらない方が良いのは納得できます。

更に、バリウム検査の場合は、消火器医の間では胃カメラに比べて精度が落ちるとも言われているらしいです。

特に、早期の胃がんは、バリウム(エックス線検査)では発見が難しいというのが共通認識だとも聞きます。

因みに、わたしの場合は、そんな医学的な理由で受けないわけではありません。

単純に、

検査後の便がなかなか出ないからです!!

普段は弱いんですよ、お腹。

すぐにお腹が痛くなるんです。

なのに、バリウムだけはなかなか頑固に出てきません!

バリウムは胃や腸で吸収されない為、体から出さなくてはいけません。

健康診断終了時にもらえる ” 強力下剤 ” は通常1錠で効果が出るらしいですが、わたしの場合はいきなり2錠いきます。

なぜなら出ないから。

しかし、それでも(2錠飲んでも)なかなか出てくれません。

水をいつも以上に大量に飲んでも、冷たいものを食べて出してやろうとしてもなかなか出ずに毎回苦労します。

【胃カメラ検査体験記】

さて、前書きが長くなりましたが、わたしが受けた胃カメラ検査の手順的なところと、感想を書いていきたいと思います。

(胃カメラ前日・当日)食事制限

イチゴとパイナップル

バリウムの時もそうでしたが、食事をとることができる時間帯や量、種類は決められています。

前日はアルコールや油っぽいものを避け、夜の20時ぐらいまでには済ませるようにします。

わたしの場合は昼一番からの健康診断であったため(通常胃カメラは麻酔があるので検査の最後に行われます)、朝は食事を取ることができました。

ただし、下記の制限がありました。

朝7時までに済ませること

食パン1枚程度とすること(バターなど何もつけない)

飲んでいい液体は水(牛乳もコーヒーダメ)

11時ごろにコップ1杯の水を飲む

この辺りは、どの病院(診療所)で受けても同じかもしれませんね。

(検査前準備)念入りに麻酔を施される

麻酔をかけられてベッドで寝ている人

検査室に入ると部屋の中央に大きな手術台的な机があり、そこに仰向けで寝る用に指示がありました。

服装はそのまま。

着替える事もなく当日のままで行いました。

カメラは、口と鼻からどちらからでもいけるみたいですが、わたしは今回鼻からの挿入を選択。

なぜなら、胃カメラ経験者から ” 口からはしんどい ” ということを聞いていたから。

「どちらからにしますか?」というドクターの問いに、「鼻からで!」とかぶせ気味に回答。

まずは両方の鼻穴に、霧状の麻酔を吹き付けられました。

左右の鼻に麻酔をする理由は、カメラが通らない事があるからだそうです。

鼻腔の奥を見たことがありませんが、そんなに大きいものではないと思います。

しかし、カメラのコードは思った以上に太い!

病院(診療所)によっても違うのかもしれませんが、わたしが今回受けた診療所の胃カメラのコードは、丁度小指ぐらいの太さでした。

なので、人によっては入らない鼻の穴もあるそうで、両方に麻酔をするそうです。

鼻への麻酔(霧状)後、1分ぐらいですぐに第二弾の麻酔を施されます。

マクドナルドのストローぐらいの太さの短い管(15cmぐらい)を片方の鼻の穴にIN。

そして、そこからドロッとしたゼリー状のモノ(麻酔)を喉の奥に注入されます。

ミント系の味がしたかな。

なんとなくスゥ~ッとして5分程待機。

これでもまだ麻酔は終わりません。

今度は、先ほどと同じように霧状の麻酔を喉の奥に噴霧されます。

ここまでで、やっと一連の麻酔作業は終了でした。

因みにこの時点でも眠さといったものは全く感じられません。

局部麻酔ですので、意識ははっきりします。

まあ、だからこそちょっと、おっかないんですけどね。。。

(いざ検査)胃カメラ挿入

胃カメラ

さて、いよいよ胃カメラの登場です。

まずは鼻から喉の奥まで進み、麻酔が効いていること(苦しくないか)確認しながら徐々に女医さんがカメラのコードをわたしの体に入れていきます。

入っていく感覚はありますが、この時点では特に苦しさはありません。

胃に到達した感じが何となくあり、「いよいよここからか」と思っていると予想外の言葉が女医から出ました。

「では更に進んで十二指腸まで行きますねー。」

「えっ?十二指腸?」

と思ったのも束の間、どんどんカメラコードを鼻から入れていきます。

余裕があれば「どんだけ入れんねん!」と突っ込むところですが、微動だに出来ないほどビビっているわたしは、まさにまな板の上の鯉状態。

因みに十二指腸は、胃の出口から続く器官で、長さは ” 指12本分 ” と言われています。

だから ” 十二指腸 ” なんですが。

とりあえず目的の「先端」である十二指腸の出口までカメラコードを入れられ(挿入してから2~3分ぐらい)、そこから上に引きあげながらドンドン撮影していきます。

わたし自身は常に横を向いたままですが、医師は手元を大きく右に振ったり左に振ったりして撮影していきます。

撮影時間は5分ぐらいと長く感じましたが、恐らくはそれよりも短いと思います。

胃カメラの苦しいポイント

苦しそうな表情をした顔

事前に経験者から胃カメラ検査の方がバリウムよりよっぽど楽、と聞いていたのですが、今回は結構しんどかったです。

それは、胃に空気を入れて膨らませた状態で撮影したタイミング。

バリウムの場合も胃を膨らませるために発泡剤を最初に飲みますよね?

要は胃カメラでもあれをやるわけです。

これが結構しんどい!

空気をパンパンに入れられた状態でカメラを中で動かされると、気持ちがムチャクチャ悪くなります。

汚い話ですが「もどしそうになる状態」が、2分間ぐらい続きます。

「もうアカン・・・」と思った時に終了になって空気を抜かれたので助かりましたが、正直ヤバかったです。

<追記 2019.7.1>

先日、2度目の胃カメラ検査を1回目とは違う病院でやりました。

こちらの病院では、1回目と異なり空気を入れるという工程はなし。

最初の医療機関に比べ、苦しさは雲泥の差でした。

初めて胃カメラをやった病院は、いつも健康診断をやっている医療機関でしたが、こちらは普段はあまり胃カメラはやっていない感じ。

この為、2回目は口コミを確認して選びました。

絶対ではありませんが、ある程度は他人の意見も参考になると思うので、いざ自分がやるときには、口コミを確認した方が良いと思います。

胃カメラのメリット

これだけしんどい思いをした胃カメラでしたが、メリットももちろんあります。

わたしが考える良い点は3つ。

1.結果がすぐにわかる

バリウムの場合は、レントゲン技師が検査作業を行いますが、検査後すぐに結果説明をしてくれることはないと思います。

検査結果が数週間後に書面で届き、それを見て初めて再検査なのか異常が見つからなかったかがわかります。

しかし、胃カメラの場合は画像を撮るという作業自体はバリウム検査の場合と変わりませんが、終了後に撮影画像を一緒に見ながら結果についてその場で教えてくれます。

” 特に最近・・・ ” みたいに胃が気になる人にとっては、結論が早いので良いと思います。

2.見逃しが少ない

前述したとおり、バリウム検査は、胃カメラ検査に比べ異常を見逃してしまう可能性が高い

勿論胃カメラも100%ではありませんが、バリウム検査よりも格段に信頼性が高いです。

なんせ、バリウム検査で異常が見つかった再検査として胃カメラ検査というものが存在するわけです。

必然的に胃カメラの方が精度が高いと言えますよね。

3.ピロリ菌検査ができる

ピロリ菌をご存知の方も多いと思います。

この菌は胃がんの原因とも言われており、胃の中にいる場合は洗浄して退治することも今ではメジャーな方法。

胃カメラの場合は、このピロリ菌がいる可能性を確認することができるのです

検査自体は採血した血液から、ピロリ菌がいるかどうかは詳しくわかるようですが(別途費用が必要です)、胃カメラで胃の中を見れば、いるかいないかはおおよそわかるらしいです(今回の女医が言ってました)。

なんでもピロリ菌がいると、胃の中が結構荒れるみたいですね。

わたしの場合は、お腹が良く痛くなる割には潰瘍もなく、ピロリ菌もいないんじゃないかとの初見結果でした(血液検査でも陰性でした)。

なにか胃内に異常があれば、組織を切り取ることもできるので胃カメラはメリットが多いと思います。

【まとめ】

わたしが行った胃カメラ検査の方法が、すべてではないと思います。

後で何人かに聞きましたが、みな空気を入れて撮影なんてしたことがないと言っていたので方法の一つに過ぎません。

今回は別に名医にしてもらったわけでもなく、定期健康診断を受ける診療所で受けたので、こんなにしんどかったのはたまたまかもしれません。

とはいえ、場所によって(やり方によって)は、胃カメラは結構しんどいこともあるという事を知っておいてもらえればと思います。

みなさんは口コミなどを確認して、是非「名医」にやってもらってくださいね。

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