女性一人でも大丈夫!暑い夏の一人旅は高野山でひんやり♪

壇上伽藍

日本の夏はとにかくジメジメで暑い!今日は、朝から部屋の気温はすでに30℃になりつつあります。まあ夏ですからそれが当たり前なのかもしれませんが、とにかく毎日が暑い!

こうなると、どこか避暑地でゆっくり過ごしたい気分になりますが、欧米人のように長期のバケーションは当然無理。

働き過ぎの日本人には、せいぜい良くて2・3泊といったところでしょうか。

いやいや、わたしなんて週休1日ですけど!

なんて声も聞こえてきそうですが、今回はそんな過酷な職場で休みもあまり取る事ができない人に向け、1泊でも非日常が体験できる涼しい場所を紹介したいと思います。

大阪近郊にお住まいの方は、是非これから紹介する場所を、今年の夏の休暇先として検討していただければと思います。

※もちろん全国各地の方も!

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【夏でも涼しい高野山】

今回の記事で紹介する場所は、高野山です。

関西に住んでいる人でなくとも、この場所の名前ぐらいは聞いたことがあるでしょう。

わたしは、数十年間大阪に住んでいますが、これまで『宿泊』という意味で、この地を訪れたことはありません。

市内(なんば)からであれば、南海高野線1本で行くことができ、その所要時間は1時間半と近いのですが、わたしのように行ったことがない人は意外と多いのではないでしょうか。

※厳密には、南海高野線の最終駅である「高野下」からは、ケーブルに乗り換えが必要です。

さて、冒頭で涼しいとは書きましたが、実際下界とはどのくらいの差があるのでしょうか。

下記は、暑くなり始める6月から、残暑厳しい9月までの平均気温の比較になります。

大阪市内と高野山の平均気温差

軒並み5~6℃ぐらいの差がありますね。

21~22℃なんて言ったら、大阪の10月ごろの気温でしょうか。

一般的に夏日と呼ばれる気温は25℃。

上表を見てもらえればわかると思いますが、最も暑い時期である7~8月でも、平均的には25℃を超えていないのがわかると思います。

この差は体には優しい!!

しかも、高野山は湿度が低いのでカラッとしており、夜などはむしろ寒いぐらい。

薄手の羽織れる長袖があると重宝します。

<補足>

高野山は、空海(弘法大師)が真言密教を開いた霊場。

真言密教というのは ” 即身成仏 ” といって、今の自分が今の状態のまま仏になることができる(悟りを得ることができる)という考え方を持っています。

※本来なら長い期間修行しないと悟りに達し得ないですが、一生懸命真言を口にして観念すれば悟りを開くことができるという考え方の教えです。

” 悟り ” というのは、「心の迷いが解けて真理(物事の本質)を理解すること」だそうですが、この地(高野山)に行けば、少しは空海に近づくことができるでしょうか・・・。

【高野山で宿泊するなら?】

基本的に高野山で宿泊するなら、いわゆる ” 宿坊 ” に泊まる事になります。

お寺さんですね。

お寺と言うと、なんとなく清潔でないイメージがあるかもしれませんが、最近の宿坊はそんなことはありません。

料理(精進料理)もボリュームがあっておいしいですし、部屋も一般のホテルとなんら遜色ありません。

これには、所謂『口コミ』の影響があるかも。

現代人(わたしも)は、やたらと人様の評価である口コミ評価を気にしますからね。

特に、経験のないものについては、人の意見を参考にしてしまいがち。

結果的に、供給側もサービスの質を引き上げざるを得なくなるのでしょう。

まあ、わたしたち利用する側からすればありがたいですが。

ところで、一般社団法人「高野山宿坊協会」によると、現在高野山には52もの宿坊があるそうです。

いろいろある中で、どこがいいのか迷うところではありますが、わたしが過去に泊まって良かった宿坊を一つ上げるとすると恵光院というお寺さん。

場所的に言うとこんなところにあります。

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山497

恵光院(ケイコウイン)

電車で行く場合、前述の通り南海高野線で終点の「高野下駅」まで行き、ケーブルカーで「極楽橋駅」へ。

この駅から高野山の各宿坊があるエリアへは、バスを利用することになります

バスは、平日休日に関わらず大体1時間に2~3本のペースで運行。

午前中は4本ある時間帯もありますが、基本は30分に1本ぐらいの間隔です。

空気も澄んでいるし、気持ちが良いので歩きたいという気持ちになると思いますが、山道で勾配もありますし1時間近くかかる道のりなので、バスに乗らないと後悔することになります。

さて、数ある宿坊の中で、なぜここを選択したのかは下記理由によります。

口コミの評価が高い「恵光院」!

モノを買う時もそうだと思いますが、やはり口コミは見てしまいますよね。

値段がどの程度であれば妥当なのかはわからなかったので、とにかく多くの人が書き込んでいて、且つ評価が高い宿坊を探したところ、このお寺に目が留まりました。

宿泊当時(7~8年前)の口コミでは★4つ以上でしたが、今見ても4つ以上あります。すごい!

値段は一人部屋の場合で、15,000円前後ですから、ちょっとお高いかな。

部屋はこんな感じです。

宿泊部屋の雰囲気

8畳ぐらいあったでしょうか、一人には十分すぎるぐらい広い部屋でした。

見ていただくとわかるようにテレビもあります。

お寺と言っても、宿泊するところは普通の旅館並みにきれいですので女性一人旅でも安心だと思います。

実際、当時女性の一人旅の方もいいました。

あと、意外に外国人もそこそこいます。

最近の欧米人のセレブ達は、日本の伝統・文化を体験できる場所に行くことが増えてるようです。

日本人よりも詳しい外国人の方もいますからね。

補足ですが、部屋風呂はありません。

共同の風呂場になります。

※宿坊によっては、部屋風呂があるところもあります。

部屋には鍵もかかったと思いますし、セキュリティ的なところは心配ないと思います。

少ないながらも駐車場があり、車で行ける「恵光院」!

今もそうみたいですが、当時も敷地内に車を停めることができました。

30台ぐらいは停められると思います(ただし先着順)。

わたしは大阪に住んでいるので、車で行くと大体3時間弱。

ドライブとしても丁度良いかなと思い、車で行けるところを探していたので、ここはちょうど都合が良かったのです。

※念のため、駐車場で行く場合は、事前に一言お寺に連絡を入れておく方がいいかもしれません

ただ、車で行く場合は少々覚悟がいります。

細く曲がりくねった道に、激しい勾配。

昼間でも薄暗い道をそこそこな時間運転すると結構疲れます。。。

<補足>

駐車場がある宿坊は多いです。

が、恵光院さんは駐車スペースが広い!

高野山での非日常体験(その1)『ナイトツアー』

わたしが最もお勧めする非日常体験です。

宿泊料金とは別料金ですが、過去の歴史や眉唾物の話が聞ける貴重な体験ツアー。

※現地で直接、2,000円を支払って参加。

わたしは勿論参加しました(全員で15人ぐらいだったでしょうか)。

スタートは夜19時。

境内に参加者が集まってから、寺の若い住職(イケメン?)の方が奥の院へ連れて行ってくれます(恵光院から奥の院までは歩いてすぐ!)。

奥の院には、たくさんの有名な武将の墓があります。

織田信長や豊臣秀頼、明智光秀から石田三成まで、え?この人も?というぐらい、有名どころの家のお墓が存在するんです。

薄暗い中を、小さな明かり頼りに進んで行くのですが、途中途中にあるお墓にまつわる色々な武将についての話や、迷信についての話を聞くことができ、話に引き込まれていきます。

なかでも興味深かったのは明智光秀の墓(↓)

明智光秀の墓

この墓の灯篭は、何度作り直しても中央の石に大きなヒビが入るそうです。

実際大きな亀裂が、墓の中央に大きく入っていました(丸い石の中央部:赤矢印)。

信長に対する怨念みたいですね。

信じるか信じないかはあなた次第ですが・・・。

その他にも ” 姿見の井戸 ” や ” 弥勒石 ” など、迷信についても面白い話をしてくれます。

〇姿見の井戸・・・

今も残る古びた井戸。

奥底には、ちゃんと水が溜まっています。

この井戸を覗き込み、自分の姿が映らなければ、3年以内にこの世を去るという謂れがあります。

ツアー時は夜だったので見ていませんが、翌朝奥の院へ行って覗きました。

自分の姿が写って、妙にホッとしたのを覚えています。

〇弥勒石・・・

これは、大きな弥勒石を片手で横にある台(高さ10cmほど)の所まで持ち上げて置くことができれば願いが叶うという謂れがあります。

日頃の行いが悪いと(徳を積んでいないと、とまで言うと大げさかもしれませんが)、重く感じて絶対に持ち上がらないそうです。

ツアーに参加した一人の男性はびくともしませんでしたが、わたしはなぜかちょっと力を入れるだけで持ち上げることができました。

オォ~っという歓声はいただきましたが、今のところ、特に願いがかなってハッピーになった記憶はありません・・・。

値段の割には、このナイトツアーは価値があると個人的に思います。

今でもやっているようですので、恵光院に泊まるという方であれば参加して損はない非日常体験だと思います。

※虫が多い為、できれば長袖長ズボンの方がいいと思います。

高野山での非日常体験(その2)『阿字観体験』

今でもですが、宿泊当時 ” 瞑想 ” が仕事や生活に良いという風潮があり、できる人間は皆瞑想をしているという内容の記事が、いろいろなところで散見されました。

ということで、わたしも自分でも見よう見まねでやっていた時期があります。

しかし、それは本でちょっと読んだ程度で始めた、ほぼ自己流のやり方。

1か月やったぐらいでは当然ですが何も変わりませんでした。

高野山の宿坊の多くは、この瞑想体験ができるのです。

因みにタイトルで書いた ” 阿字観 ” というのは、密教における瞑想法の事。

当時のプランにはこの阿字観がセットになっていたので勿論参加。

到着後すぐに1つの大きな部屋に通され、そこでトータル1時間ぐらい瞑想をしました。

宿泊客の多くが参加しており、大体30人ぐらいはいたかと記憶しています。

やり方としてはこんな感じだったと記憶しています。

〇胡坐をかいて背中を伸ばして座る

力を入れることなく、体全体リラックスした状態になるようにして座ります。

足が痛くならないように、クッションを床と膝の間に入れている人もいましたね。

まずはその状態を自然な形でキープする事が大切だとか。

〇薄目を開けて10mぐらい前方をぼぉ~っと眺め続ける

次に、静かに呼吸しながら自分の前方少し先の床辺りを「ぼ~」っと眺め続けます。

瞑想と言うと、眼をつむってという姿をイメージする人がいると思いますが、阿字観においては少し違うようですね。

因みに警策で「カァ~ッツ!!」なんてやられることはありませんので安心してください。

高野山での非日常体験(その3)『写経体験』

これも、非日常体験をする上では良いものだと思います。

写経は筆ペンで書いていくのですが、筆ペンなんて自分の人生の中で、ほぼ握ったことがないという人も多いと思います。

年賀状やお礼状などを自分で書く事も少なくなっていますしね。

恵光院さんでは、住職の方に頼めばその日に部屋で写経をすることができます。

何といっても、自分のやりたいタイミングでやれるところが良い!

お寺の中含め周りがとても静かなので、一心に写経に興じ自分の世界に入ることができます。

できた写経は住職に渡せば無料でお寺に納めることができます

もし、奥の院に納めたいという事であれば1000円かかりますが可能との事。

高野山での非日常体験(その4)『護摩業』

これも宿泊プランに付いていた非日常体験のうちの一つです。

宿泊した翌朝の朝早く、寺の隣にある護摩堂において、毎日修行僧が行っている ” ” を見学することができます。

目の前で高く燃え盛る炎の前で修行僧がお経を唱えている姿は、普段では味わえない独特な雰囲気。

※阪神タイガースの選手が、シーズンオフの時にこの業をやっている姿を、テレビで何度か見たことがある人もいるのでは?

お堂自体はかなり狭いので、宿泊客全員が入ることはできないかもしれませんが、わたしが泊まった時はそんなに人が多くなかったので、比較的ゆったりしたスペースで見ることができました。

朝早く眠いとは思いますが、高野山に泊まるなら(宿泊プランにあるなら)是非とも体験してほしい非日常です。

因みに、見学時間は朝食の前10分~20分ぐらいだったと思います。

【精進料理】

精進料理は、どの宿坊に泊まっても出てきます。

下はその写真(食べかけですいません)。

宿坊で出された夕食の数々

勿論ですが、肉や魚はありません。

しかし、おかずの品数も多いですし、ご飯は『おひつ』で来るのですが、山盛りで2杯以上はあります。

わたしは恵光院に泊まった翌年、壇上伽藍の近くにある宿坊にも宿泊した事がありますが、大体、天ぷら・護摩豆腐・高野豆腐は鉄板で付いてきますね。

肉や魚を使わないから、似たり寄ったりのメニューにどうしてもなってしまうんでしょうね。

問題の味ですが、これは安心してください。

結構おいしいです!!

何となく薄味のイメージが強いかもしれませんが、味はしっかりついているので食べ終わった後の満腹感は高いです。

【まとめ】

いかがでしょうか。

高野山は、真夏でも夜はひんやりしていて、窓を開けて寝ると風邪をひくぐらい涼しいです(どんなに巷が暑くても長袖を用意していってください)。

もちろん日中は暑いですが、それでも下界よりは数度気温が低く、日陰に入ってじっとしていれば、暑さをあまり感じることなく過ごせます。

阿字観・写経・護摩業などの非日常体験は、他の宿坊でもできると思いますが、特におすすめのナイトツアーは恵光院しかないと思うので、高野山に泊まるなら検討してみてはいかがでしょうか。

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