デング熱はどんな症状?予防策と感染したときの対処について

蚊の画像

夏になると、特に気になる「紫外線」。メガネレンズや車のガラスなど、最近のUVカット機能は、そのほとんどをカットできる優れものですが、夏は紫外線以外にも気を付けなければならない存在があります。

そう!

それは、

蚊!!

特に、2014年に世間を賑わせた「蚊を媒体とする」怖い病気の存在を覚えていますか?

そうです!

デング熱です!!

今回は、いつまた問題になるかもしれない、忘れかけられた存在である「デング熱」についてまとめました。

「スポンサーリンク」

【デング熱とは?】

デング熱 という名前がクローズアップされたのは、2014年の10月頃。

それまで、わたしを含め世間一般の人が聞く事がかったのは、その前の報告が70年前のタイミングだった為です。

さて、この死に至ることもあると言われるデング熱。

厚生労働省によると、デング熱は「蚊媒介感染症」の一つであり、病原体を保有している蚊を媒体として感染する感染症のことを指すようです。

わたしたちがよく耳にする、熱帯・亜熱帯地方で流行する「マラリア」がありますが、あれもこの「蚊媒体感染症」の一つ。

基本的には、海外から持ち込まれるものであるにも関わらず、2014年には海外渡航歴のない人が、このデング熱を発症したことから(当時の発症数は160例)、あれだけ話題になったのです。

※2014年時は、「ヒトスジシマカ」という蚊が主原因。どこにでもいる蚊です。

では、具体的にどういうものなのでしょうか?

デング熱の症状

デング熱にかかると、下記のような症状に襲われます。

【主な症状】

急激な体温上昇
頭痛

骨関節痛

嘔吐嘔気

※感染しても全ての人に、上記の症状が出るわけではありません。

重篤化しなければ通常は1週間以内に解熱しますが、場合によって(抵抗力が弱い高齢者や子供が刺される、免疫力が下がった状態の人が刺される)は重篤化し、死に至る事もあります。

前述した主な症状を見てもらえればわかると思いますが、風邪などと症状が似ているので、デング熱かどうかの判断は難しいのが現実かも。

発症するまでの潜伏期間は約1~2週間

胸部や体幹から「発疹」が出だし、四肢から顔面に広がることがありますが、発疹自体は必ず出るわけではなく、出る出ないの確率は半々とか。

だから、わかりにくいんですね。。。

※『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』を参照

「ヒトスジシマカ」という蚊は、そこら中にいる蚊なので、蚊に刺されたぐらいで・・・と軽々に考えるのは危険なものと言えます。

因みに、「特効薬」と呼ばれるものはありません(国内にワクチンはないので予防接種を受けることは出来ません)。

デング熱は人から人に感染する?

この点が最も知りたいところかもしれませんが、結論から言うと、

人から人への感染はない

という国の機関の見解です。

デング熱は、前述したように「ヒトスジシマカ」という蚊(やぶ蚊とも言います)を媒介して感染が広がることが確認されていますが、こんな風に広がっていきます。

1.蚊がデングウイルスに感染した人の血を吸う

2.蚊の体内で、ウイルスが増殖

3.別の人を刺す時に、体内にウイルスが侵入する

デング熱ウイルス自体は、常に日本国内にウジャウジャいるわけではなく、熱帯地域に渡航して帰国した人や、そういった地域から来た外国人の体内にウイルスが潜伏していた場合で、その血を蚊が吸うことで広がっていきます。

※病原体の起源は、アフリカと言われています

だから、空港でよく発熱している人がいないかをサーモグラフィで見る監視員がいるんですね。

まあ、潜伏期間が1~2週間あるので、症状が出る前であれば熱が出ないので見分けようがない訳ですが・・・。

あくまで「蚊」を媒介して感染するので、インフルエンザのように患者の隔離までは必要ないとのことです。

日本はデング熱が広がる環境が揃っている?

この蚊自体は、年間の平均気温が11度以上の環境に潜んでいるので、そういう意味ではほぼ全国にいます(北海道など一部地域を除く)。

基本的には暑い地域に居た蚊ですが、地球全体がホットな状態になっているので、生息地域が広がってきています。

※気象庁のデータによると、日本の平均気温は100年で約1.19度上昇しているようです。よく温暖化温暖化と言われていますが、数値で明確に示されているます。

つまり、感染が広がる土壌はできています。

というか広がっています。

そして、ここにきて再びデング熱などの感染症が広がる環境になってきたことの一つに、訪日客の増加と、日本人の海外渡航者の増加があると考えます。

経済的には確かに潤いますし、政府の政策のベクトルも「観光立国」に向けて邁進していますが、こういったマイナス面もある事は事実としてあるのではないでしょうか。

ところで、このデング熱が流行っている日本に最も近い国はどこかわかりますか?

それは、

台湾

です。

2018年の訪日外国人の数は、年々増えて3,100万人を超えていますが、台湾はその中でも、韓国・中国に続き第3位です(日本政府観光局「JNTO」より)。

※同年の、出国日本人数は1,900万人弱です

台湾は、屋台(夜市)が有名で日本人もたくさん訪れると思いますが、向こうでウイルスもらって帰ってくる事もありえるので、蚊には注意が必要ですね。

デング熱を予防するには?

さて、「注意する」とはよく言いますが、実際どういった予防策があるのでしょうか?

厚生労働省のホームページを確認すると、ありました予防法が!

できる事は、大きく分けて2つ。

周りの環境対策と、自身への対策です。

環境への対処

媒介するのが蚊であることから、できるだけ蚊が発生しない環境を作ることが必要です。

デング熱の原因と言われる「ヒトスジシマカ」は、活動範囲が50m~100mと言われていますが、まずは自分の周りにある水が溜まる場所を減らすようにしてください。

具体的には・・・

植木鉢の皿

雨ざらしの用具

空き瓶・空き缶・ペットボトル

雨よけのブルーシート

これらを野ざらしの所に放置していると、雨が降った時に溜まり、そこに蚊が卵を産んで繁殖します。

自身への対処

肌の露出を減らす事、これが大事です。

もちろん夏場の暑い時に、それは難しいのもわかりますが、街中ではなく草木が生い茂る所に行くときだけでもいいので、肌ができるだけ露出しないように心がけることが大切です。

※サンダルも危険です

あとは、外出時には特に、虫よけスプレーを使用する事です。

一般的な虫よけ商品には「ディート」という成分が含まれているようですが、これが塗布されている皮膚には刺されることがないようです。

ただ、塗布されていない部分は、当たり前ですが刺してくるので、塗りムラがないように気を付けましょう

あとは、虫を寄せ付けない携帯防虫器なんかもあります。

山や林の中なんかで作業する時には便利かもですね。

【携帯防虫器】

点火した線香を中に入れて使います。

デング熱に感染した時の対処

デング熱かな?と思ったら医療機関に行くことが必要ですが、注意が必要なのは、どこの病院でも良いというわけではないという事

デング熱などの「蚊媒介感染症」には、専門の医療機関が存在しています。

※全国各都道府県にあります

まずは、専門機関に相談するようにしましょう。

注意!!
医療機関によっては、受け入れができる「程度」が制限されていたり、指導・助言のみといったところもあります。また、この情報は時と共に変更されます。。。

因みに、わたしが住んでいる関西の場合は、下記の20カ所の医療機関で診てもらえます。

※2019年7月1日現在

大阪府 10カ所

・大阪医科大学附属病院

・大阪警察病院

・近畿大学医学部堺病院

・近畿大学医学部附属病院

・公益財団法人 浅香山病院

・公立大学法人 大阪市立大学医学部附属病院

・大阪市立総合医療センター

・一般財団法人大阪府結核予防会 大阪病院

・関西医科大学附属枚方病院

・地方独立行政法人りんくう総合医療センター

兵庫県 4カ所

・社会医療法人 明石医療センター

・地方独立行政法人神戸市民病院機構 神戸市立医療センター中央市民病院

・神戸大学医学部附属病院

・兵庫医科大学病院

奈良県 1カ所

・奈良県立医科大学附属病院

和歌山県 1カ所

・日本赤十字社和歌山医療センター

京都府 3カ所

・京都大学医学部附属病院

・地方独立行政法人京都市立病院機構 京都市立病院

・医療法人社団洛和会 洛和会音羽病院

滋賀県 1カ所

・滋賀県立成人病センター

日本感染症学会より抜粋

【まとめ】

デング熱が、日本で最初に感染が確認されたのは2014年と最近の話ですが、またいつ感染が広がるかわかりません。

海外からの訪問者が増えていることからも、こういった新たな危険があることを理解し、いざという時にどこに相談すればよいかといった情報を持っている事、又予防策を講じる事が大切です。

ページ先頭へ戻る

「スポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする