パソコン・家電のリサイクルが最大の「おもてなし」になり得る話

オリンピックの五輪マーク

パソコンは毎年新モデルが登場します。処理能力はどんどん上がり、セキュリティの面でも新しいパソコンを使う事は、安心を買う事でもあり必要なことだと言えます。

ただ、新しいパソコンを購入した時に困ることが起こりますよね。それは、

古いパソコンの処分をどうするか

という事。

通常は下記の3パターンが多いでしょうが、これらには共にデメリットもあります。

Ⅰ.引取:不用品回収してくれる業者に持って行ってもらう

Ⅱ.売買:不用品買取り店に持って行く、もしくはネットで売る

Ⅲ.廃棄:そのままゴミとして廃棄処分する

そこで今回は、これらに変わる『第4の処分方法』を紹介したいと思います。

この方法は自分の気持ちもスッキリし、地球環境にとっても優しいパソコンの処分方法です。

ノートやモバイルタイプなど、大きさの制限はありますが、処分しようと思っているパソコンをお持ちの方は、この記事を読んで検討していただけますと幸甚です。

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【パソコンを引取・売買・廃棄するデメリット】

デメリットといっても、直接わたしたちが困る場合もあれば、間接的な場合もあります。

それぞれ例を挙げてみましょう。

Ⅰ.引取におけるデメリット<間接的>

最近、不用品回収の軽トラックを近所でよく見かけます。

ああいう回収トラックが回ってくるパターンは大体同じで、事前にアルバイトやパートが

チラシをポストに投函し、その後に回ってきます。

軽トラック

「この日に回ってくるから、不用品があれば用意しておいてください」ということですね。

わたしたちの側としては、無料で持って行ってくれるので一見デメリットはないように思いますが、そうとも言えない場合があります。

それは、不用品回収業者(リサイクル業者)が、回収後に不法投棄するパターン。

この場合、不法投棄された廃品物を回収するのは、そう!自治体です。

ということは、わたしたちが汗水流して納めた税金が、一部の悪徳業者の不法投棄によって溶けていくという事です。

環境省のページを見ると、一般家庭から出る不用品回収が認められているのは、「一般廃棄物処理業」の許可を持つ業者だけ。

※「産業廃棄物処理業」と「古物商」の許可を持っていても回収は出来ません。

多くのリサイクル業者さんは、きちんと国の許可を取って事業をしているのでしょうが、敢えて啓発するぐらいですから、不法投棄するような悪徳業者がいるのも事実。

回収に回ってくるリサイクル業者の場合は確認が難しいので、あまり引取をしてもらわない方がいいのかもしれません。

Ⅱ.売買におけるデメリット<直接的>

売買においてのデメリットは、労力のわりに実入りが少ないということでしょうか。

パソコンの場合は、技術進歩が激しいので数年前のモデルなどは購入するメリットがありません。数年前のモデルを破格値で売っている新聞広告をたまに見かけますが、あんなものを買う人はいるのでしょうか。

パソコン

用途にもよりますが、いくら安くても個人的には全く魅力を感じません。

ものすごく古い機種であれば、一部のマニアが修理用のパーツとして購入する可能性はありますが、それでも売れる値段は、たかがしれています。

更にネットで売った場合は、梱包と発送作業が発生。

オフハウスなどの買取業者に持って行った場合も、売れずに持ち帰る羽目になる時もあり、労力がかかって面倒なんて事もあり得ます。

古いパソコンの処分に関しては、売買という方法は向いてないかもしれないですね。

Ⅲ.廃棄におけるデメリット<直接的>

ならば、いっそのことゴミとして自分で廃棄すれば?と思うかもしれません。

確かにそうです。

と言いたいところですが、事はそんなに簡単ではありません!

ゴミを捨てる図

パソコンをゴミとして廃棄したい場合、これまでは地方自治体に依頼すれば回収してくれていました。

しかし、平成15年10月からは、新しく出来た「資源有効利用促進法」という法律により、廃棄するパソコンのメーカーが回収することになっているのです。

意外と知らない人は多いのではないでしょうか?

廃棄方法としては、下記の2パターン。

・パソコンメーカーに直接申し込む

・「一般社団法人パソコン3R推進協会」という組織に依頼

ただいずれも、自分で梱包して発送しないといけません。

結構手間ですよね。

しかも有料の場合があります

有料になるか無料で済むかは、PCのリサイクルマークが関係してきます。

平成15年10月以降に販売された家庭向けパソコンには「PCリサイクルマーク」なるシールが本体に貼付されています(スマホを購入して時にも、このシールは同梱されており、貼付することが推奨されています)。

このシールが付いたパソコンについては、廃棄する際に回収料金が発生しません。

逆に言うとシールがはがれてしまった場合は回収料金を払って処分しないといけないのです。

例えばわたしがだいぶ前に買って使用していないノートブックは、シールがないと3240円の回収料金がかかってきます。

結構大きな金額ですよね。

(PCリサイクルシール例)

ノートブックに貼られたPCリサイクルシール

今は、ゴミとして捨てるのにも、結構な手間と気を使わないといけないのです。

【パソコンを処分する第4の方法】

みなさんは『都市鉱山からつくるみんなのメダルプロジェクト』というプロジェクトをご存知でしょうか?

わたしは恥ずかしながら知りませんでしたが、なんでもこのプロジェクトは平和の祭典である「東京オリンピック・パラリンピック」に関係しており、2017年4月から行われている知る人ぞ知るプロジェクト。

今回の記事の肝である第4の方法とは、このプロジェクトが関係しています。

東京オリンピックでは、競技場建設費の問題が一時期クローズアップされ、いわゆる「ハコモノ」についての話題が多くありましたが、オリンピックではもっと大事なものがあります。

そう、それは

金・銀・銅のメダル

毎度毎度大会前には、今回の日本人選手が獲得できるメダルの数について「予想」がいろいろされていますが、オリンピックでやっぱり気になるのは、「競技場の建設が間に合うか」ではなく「メダルの個数」でしょう。

このプロジェクトでは、使わなくなったパソコンだけでなく、スマホやタブレットなどの小型家電に使われている金属をリサイクルして、東京オリンピックで授与するメダル作ろうという「国民参加型プロジェクト」なのです。

目標数は、なんと金・銀・銅合わせて5000個!!

とてつもない数ですね。

リサイクル回収ボックス

いらなくなったとはいえ、自分の使っていたパソコンが、東京オリンピックで授与されるメダルの一部になるなんて、なかなかない良い機会だとは思いませんか?

ではどうやって回収するのかですが、実は、とても簡単な方法でできるのです。

一例ですが、リサイクルにはこんな回収ボックスを使用。

ここに入れるだけで完了です。

しかも付属品の電源コードを入れることもOK。一式処分することができます。

小型家電の回収ボックス

写真にあるリサイクル回収ボックスは、関西の方なら一度は行ったことがあるであろうコーナンの店舗内に置かれているものです。

見たことがある人もいるかもしれませんね。

ところでこのリサイクル回収ボックス、よく見ると「小型家電回収ボックス」となっていることに気づくと思います。

パソコンに限らずスマホやタブレット、その他ドライヤーやラジオなど投入口に入る大きさの家電であれば無料で引き取ってくれるのです。

下記の表は一例ですが、こんなものをリサイクル回収ボックスに入れることが出来ます。

リサイクル回収ボックスに入れてよい小型家電の一例
※クリックすると大きくなります。

回収ルールを守りましょう

ここで注意点を二つ。

1つ目は、「大きさの制限」。

小型といえども投入口の大きさは15cm × 30cmになっているので、この大きさを超える家電は投入不可能。

※もしかしたら全国には、上記より大きいサイズの投入口を持ったリサイクルボックスがあるかもしれませんが。

無理やり押し込むこともできないので、持ち込む際には事前にサイズを測っておくことが必要です。

2つ目は、「分別」。

分別というと難しく考えがちですが、分けるのは携帯電話(スマホ)だけです。

先ほどのリサイクルボックスの写真をズームアップしたものがこちら。

リサイクル回収ボックスの投入口アップ画像

携帯電話(スマホ)に関しては、右側(赤枠部分)に別途投入口があることに気づくと思います。

スマホには少量の金が含まれている事はよく知られた事実ですが、金は希少性が高い所謂「レアメタル」。

そういえば最近アップル社が、リチウムイオン製造に欠かせない「コバルト」というレアメタルの大量購入をしようとしているという記事がありました。

携帯電話やスマホのリサイクルは、特に地球環境を守るうえで必要なことだと言えますね。

<補足>

当然ですが、一度回収ボックスに入れたスマホやパソコンは返してくれません。

ですので、中に入っているデータ(個人情報含む)はきちんと消すなど処理をしてから入れるようにして下さい。

【まとめ】

リサイクルボックスの置かれている場所は多岐に渡ります。

このプロジェクトには、全国の自治体の約9割が協力しているので、お住まいの近くにある役所などにも置かれている可能性大です。

押し入れや引き出しにしまい込んだままのノートやモバイルパソコン、スマホや携帯電話がある人は、もう二度とないかもしれない「メダル製造の国家プロジェクト」への参加を検討してはいかがでしょうか。

誰でもできるリサイクルが、最大のおもてなしになるかも・・・。

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