外出先でタクシーの配車を断られにくくする為の7つのポイント

タクシー

国土交通省発表の資料によると、タクシーの年間輸送人員数は、統計上最も多かった頃(昭和45年)から比べて3割程度に減少しています。とは言え、それでも年間の輸送回数は約10億回。

電車やバスでは行ってくれない「door to door対応」が可能なタクシーは、過疎地だけでなく、都市部においても今のところは、まだまだ存在意義が大きい移動手段であると言えます。

そんなタクシーですが、配車依頼した時、みなさんはこんな事を感じたことはありませんか?

外出先(建物の外)から依頼すると、どこからも断られる

と。

※ここで言う外出先とは、青空の下を歩いている状況等、住所が明確でない場所を表します。

タクシーは常に移動しているので、たまたま近くにいなければ配車ができないということは当然あり得ます。本当に混んでいる場合もあります。

しかし、毎回そうでしょうか?

いえいえ、もしかしたら断られるのには理由があるかもしれません。

今回は、過去にタクシー配車を行っていた知人から聞いた配車依頼のポイントについて書きたいと思います。

この記事のポイントを押さえれば、配車を断られにくくすることができる可能性があるので、ご一読いただければと思います。

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【タクシーを呼ぶ時、どこに電話する?】

タクシーの配車依頼先は、一般的に下記の2パターンがあります。

・タクシー会社

・無線の配車センター

みなさんならどちらを選択しますか?

わたしは個人的には後者をお勧めします。

それはなぜか?

「タクシー会社とドライバーの関係性」と「手間」の問題

タクシー業界は、ドライバー個々人の立場が非常に強い独特の社会です。

それは、タクシー乗務員の求人広告を見ると明白。

ほとんどのタクシー会社が「基本給+歩合」になっています。

つまり、自分の腕次第で青天井に稼ぐことができる、逆に言うと、儲けが少ないなら自分で何とかしないといけない個人経営者と同じです。

実際ベテランのタクシードライバーに聞くと、それぞれ自分のこだわりポイントをもって歩合を増やす努力をしています。

例えば、周辺に同じようなタクシー乗場があっても、この時間帯はこっちの方がお客さんが集まる、もう少し夜が更けてきたら、こっちの乗場の方が遠方のお客さんをつかまえやすいから移動するなど。

又、個人的に予約客を取り、チームを組んで自分が行けない時には仲間に回すという事を行っているというのも聞いたことがあります。

会社側から言うと、タクシーは稼働してなんぼの世界。

通常の業界なら会社の指示は絶対であり、従業員はそれに従わなくてはいけません。

しかし、タクシー業界はドライバー個々人が会社の看板を背負っていても、前述の通り個人経営者と変わらない為、会社の指示に従順には従わない傾向があります。

誤解を恐れずに言うと、会社の言う事を軽視する傾向が他の業界より強い?

会社側からしても、稼いでくれればいいわけで、配車依頼の電話に固執せずに流しで稼いでくれればいい。そういう持ちつ持たれつの関係があり、会社と(従業員)ドライバーの間のパワーバランスが崩れているところがあります。

では手間の問題とはどういうことか。

全てではないですが、特に規模の小さいタクシー会社は、ドライバーの位置を把握できるシステムは導入していません。お金がかかりますから。

お客さんから配車依頼があった場合は、都度近くにいるであろうドライバーに電話するのです。

タクシードライバーは、それぞれ自分のテリトリーがあるので、会社側は「この辺ならだれがいそう」というのを把握できている場合があります。

なので、あたりをつけて電話するのです。

ただ、お客さんが乗っている実車中の場合もあるので、断られることもしばしば。

そうなると、別のドライバーに電話し、断られ、また別のドライバーに電話し・・・という負のスパイラルに陥ります。

会社には、悪天候になればなるほどジャンジャン電話がかかってきます。

どこのタクシー会社もお得意様がありますので、どうしてもそちらが優先になり

一元客(特に自分の居場所もはっきり把握できていない)の出先は後回し。

時間に余裕があるならまだしも、タクシーを使うのは急いでいる時です。

配車しても、到着前に目の前に来たタクシーに乗って行ってしまう可能性が高い一元客に、労力をかける余裕はありません。

無線の配車センターは、システム化が進んでいる

わたしが無線の配車センターを推す理由、それは、

全車両の位置関係と状況把握(空車・実車など)ができる点

です。

タクシー会社と従業員(ドライバー)との関係性は、ある意味どうにもなりませんが、手間の部分は、無線システムを持った配車センターの方が断然メリットがあります(タクシー会社の中にもシステムを導入しているところはあります)。

ドライバーの中には、もちろん会社に協力的な方もたくさんおり、その人がどこにいてどういう状況にあるのかは、画面ですぐに確認でき、連絡も容易にできます。

要は、電話確認する手間が少なくて済むという事で、効率的に多くの配車をすることが可能になるのです。

どんな仕事場でもそうですが、見える化というのは、効率の上でとても重要ですよね。

ただ、この場合でも、やはり配車先が明確でない外出先となると話は少々変わってきます。

問題になってくるのは乗らないリスク

多くのタクシー会社の場合、配車依頼をした際に迎車メーターの料金がかかります。

お客さんが乗らない時にかかる経費(迎車料金分)は、会社側か配車センターどちらかが持つ場合があり、いくらサービス(配車サービス)とは言え、組織の運営上、闇雲に配車するわけにはいきません。

では、どういう風に配車依頼すれば断られにくくなるのか。

外出先での配車を断られにくくする具体的ポイントについて書いていきたいと思います。

【外出先での配車依頼】

依頼の出し方には、いくつかポイントがあります。

これを知っているだけで、タクシーが見つかる可能性が上がりますので是非参考にしてください。

ネット検索できる明確な場所を選ぶ

当たり前の話ですが、配車する側から言うと、明確な場所(外出先)を指定してもらう必要があります。

ドライバーに指示しないと行けないわけですから当然ですよね。

しかし、外出先だとこれができない人が意外と多いんです(特に年配の方にその傾向が強い)。

前述したように、行ってもらうドライバーを探すのにも手間がかかるのに、配車先の確認まで時間がかかるとなると、配車警戒レベルは急上昇。

優先順位が下がり、結果的に配車してもらえる可能性が下がります。

では、どうするのが良いのか。

それは住所を明確にすることです。

これ以上のピンポイントはありません。※注意点については後述。

困るのは、「〇丁目辺り」というざっくりとした説明。

「〇丁目」というくくりは、地域によっては結構広い範囲である場合があります。

そんな曖昧な表現する奴いるの?

と思うかもしれませんが、これが意外と多いみたいですよ。

逆にそういう言い方をする人たちに聞いてみたいですよね?

「あなた、それでお迎え場所に行けますか?」と・・・。

ただ、スマホを持っていない方や、持っていても運悪く電源切れという場合もあり得ます。これではMap確認もできません。

そんな時、お勧めとなる場所はズバリコンビニです。

日本フランチャイズチェーン協会の『統計調査月報』によると、コンビニは今や大手を含め日本に57,000件も存在します。

全国47都道府県で考えると、1つの都道府県内にざっと1,200件以上コンビニがある計算。

大手コンビニチェーンの場合は、下記を参考に店名を確認してください。

【ファミリーマートの場合】

ファミリーマートの場合は、店を正面に見て電飾部分の「Family Mart」と書いた文字の横に○○店と書いています。

【セブンイレブン・ローソンの場合】

セブンイレブンとローソンの場合は、ドアの入口部に店名が書かれています。

コンビニの店名も、住所と同じくそこにしかないわけですから、指定場所としては優れています。

更にコンビニの良いところは、「中で待てる」という事。

タクシーは、来るまでには時間がかかる場合もあります。

外で待たれていると、流しのタクシーに間違って乗って行ってしまうことも考えられます。

中に居てもらえるとそういうリスクを回避することができるのです。

ということで、どこか大きい道の交差点で待たれるよりは、配車リスクが低いので配車してもらいやすくなります。

<補足:岸壁>

夜の工場地帯は明かりが煌々と灯っており、見方によってはきれいなためカップルだけではなく多くの人が港周辺に来ることが増えているようです。

そんな時、車が急に調子が悪くなって・・・なんてこともゼロではありませんが、工場地帯って企業の看板がちゃんと出ていないところもあり、GoogleMapでも自分のいるところを正確に把握することって難しいんですよね。

しかし、そんな時でも使える情報があります。

それは倉庫などの建物の壁に書いていることがある ” 岸壁番号 ” です。

とある岸壁番号が書かれた倉庫の壁

全てというわけにはいきませんが、地図を見てもわかるように港付近にはそれぞれ岸壁番号というものが振られています。

なので、オーダーする時に「何番岸壁にお願いします」と言えば通じます。

これは意外と知られていないので知っておくと結構便利です。

幹線道路から1本入った場所を選ぶ

コンビニも、目印もないような場所の場合は、まずは幹線道路を探しましょう。

要は、交通量の多い道ですね。

ただ、幹線道路沿いはダメです。たとえ住所がわかっていて

幹線道路には、交差点名が付いているところが多く、これは1つしかない明確な場所なので、交差点名を言う人もいるようですが止めましょう。

その理由は、こんなロジックが働くからです。

幹線道路は交通量が多い

タクシーが通ることも多い

配車したタクシーが到着する前に、別のタクシーに乗って行ってしまうリスクが高い

ではどうするのか。答えは、

幹線道路から1本入った道路で、交通量が多くなさそうな場所の住所にする

です。

住宅街の入り組んだところはわかりにくいし、タクシーが入ってきにくい。

かと言って幹線道路はリスクが高い。

その間の1本入ったところというのがミソなのです。

駅から敢えて少し距離のある場所を選ぶ

これは、「幹線道路の場合」と似ています。

駅にはロータリーがあってタクシー乗り場が併設されているところが多くあります。

この時、配車係は何を思うでしょう?

そう、「配車中に別会社のタクシーが来たら、乗っていってしまうのではないか?」という配車リスクです!

あなたが配車係ならどうしますか?

常にそのことを意識して配車場所を考えると、断られにくくなる可能性が高くなります。

イベントなどで人の集まる場所から距離を取る

例えばコンサートやお祭りなど、イベントがあった場所近くは、人でごった返しています。

こんなところでタクシーを呼んではいけません。

なぜなら人が多すぎて、どのお客さんか区別できないからです。

よっぽど奇抜な格好をしていればわかりませんが、普通はお客さんを見つけることはできません。逆の立場でもそうですよね?

そんな人が多いところには行きたくないと思います。

トラブルの元ですので。

先ほども書きましたが「自分が迎えに行くなら」ということを考えると、人が多いところは避けるべきとわかるのではないでしょうか。

タクシーチケットを使う

タクシーチケットはいろいろなタクシー会社が発行していますが、チケットユーザーは

優先的に配車してもらえる傾向があります。

タクシーチケットには、使えるタクシー会社が書かれており、そこに記載されたタクシー以外は使うことができません。

つまり、配車したタクシーが目の間に来る前に、別会社のタクシーが来ても、乗って行かれる可能性は低くなります。

また、タクシーチケットを持っているという事は、お得意様であることでもあるのです。

前述したように、たくさんの電話の中から効率よく配車しようとすると、お得意様が最上位に来るのは当たり前。

周りに車がいない時はどうしようもないので、「伝家の宝刀」とまでは言えませんが、タクシーチケットは、外出先からの配車依頼に関してメリットがあると言えます。

予約タクシー乗り場の利用

予約タクシー乗り場の例

夜は時間帯によってタクシーが入れない地域(乗入禁止地区)が存在します。

大阪に関していうとミナミ(宗右衛門町周辺)やキタ(新地)は夜の10時から翌午前1時まではタクシーは入ることができません。

この時間帯に上記地域へタクシーを配車する場合は、その地域の周辺に複数存在する予約タクシー乗り場を利用します。

逆に言うと「予約タクシー乗り場〇番へ1台お願いします」というと、配車がスムーズに行え配車してもらえる車が見つかりやすいです。

注意したいのは「タクシー乗り場」には一般予約があるということ。

「一般」は予約でないタクシーが待機する場所ですので、「予約」と書かれたところを選ぶようにしましょう。

時間を空けて再依頼する

時間がない場合は仕方ありませんが、もしも20~30分ぐらいなら待てるという時は、最初の依頼から10分程あけてから再依頼の電話をすることは結構効果があります。

配車センターは、基本的にシステムで無線車の位置を画面で確認することができるようになっています。

つまりどの車がどこを走っていて、空車なのか実車(お客さんが乗っている)のかということを全て把握できているのです。

配車にとってタイミングはかなり重要だそうで、空車がなく依頼を断った数秒後に、実車の車が空車になることもあるとか。

あと少し電話をもらうタイミングが遅ければ(早ければ)配車できたのに、なんてことも多々あるようです。

ですので、一度空車がないと断られても、少し時間をかけて再依頼すれば意外と見つかることもあります。

【まとめ】

いかがでしょうか。

これまでのポイントを押さえて依頼すれば、何も考えずに配車依頼をするよりも断られにくくなるような気がしませんか?

何をするのもそうですが、工夫は大事だということですね。

<注意!>

今回の記事の内容は、あくまで、いちタクシー配車係からの話を参考に書いたものです。

すべてのタクシーに当てはまるものではありません。

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