車の維持費は結構違う?人気の2車種で燃料・税金を比較してみた

おびただしい数の車

みなさんは、自家用車をお持ちでしょうか?わたしの周りは、既婚・未婚に関わらず自分で車を所有している人が大半ですが、最近の若い人はコストパフォーマンスを重視するのでしょうか。免許証すら持っていない人もそこそこいるようですね。

わたしの場合、普通自動車の免許証を取得した18歳から現在に至るまで、車と離れた生活をしたことは、社会人に成りたての島流しの時ぐらい。

これまでの人生においては、自家用車があるのは当たり前の生活を過ごしてきました。

※「島流し」とは、就職で地方に飛ばされる事を指します。詳しくはプロフィールを。

しかし、昨今のガソリン代の高騰、年齢、そして薄給な職場への転職を経て、これまで当たり前のように選択していた『5ナンバー車』を所有する事に疑問を持つようになりました。

そんなに乗らんのに、軽自動車でよくない?

軽自動車は軽油でガソリンより安い。でも維持費はどのくらい違ってくるんやろ?

そこで、この疑問を解消すべく維持費がどの程度必要なのか、これまで乗ってきた「5ナンバー車」と、購入した事がない「軽自動車」を比較してみました。

【算出対象と方法】

1.日本で一番売れていた小型自動車(フィット)と軽自動車(N-BOX)で比較

※フィットは「ガソリン車」。

2.維持費は、長期保有(13年以上)すると税金が高くなる為、12年間で試算

これから車を買いたいが、「5ナンバー車」か「軽自動車」か迷っている方は、一つの参考程度に見てもらえると幸甚です。

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【車の分類と税金・保険】

平成29年3月に道路交通法が改正され、これまでの運転免許証の種類が変更されました。

道路交通法上の分類

※クリックすると大きくなります。

道路交通法上における「普通自動車」は上表の通り1つですが、道路運送車両法上では、一般的に使用する自家用車を「自動車」と称し、種類が明確に分けられています。

その種類は下記の3つ。

●普通自動車

●小型自動車

●軽自動車

普通自動車・小型自動車・軽自動車の違い

普通自動車と小型自動車の違いで、「3ナンバー」・「5ナンバー」という区分がありますが、その違いは何かわかりますか?

正解は、ボディーの高さ・幅・長さの3項目です。

この3項目が、規定未満の場合「5ナンバー(小型自動車)」に分類されます。

※普通自動車は、単純に「4輪以上の、小型車よりも大きい車」を指します。

最近、TOYOTAのアクアや、ヴィッツなどのコンパクトカーが人気ですが、これは「小型自動車」が当てはまりますね。

では、小型自動車と軽自動車の違いはどうでしょう?

小型自動車と軽自動車も、前述の3項目によって区分が分けられていますが、一番大きな違いは排気量でしょうか。

軽自動車の場合は、660cc以下と決められており、それ以上が『小型自動車or普通自動車』と規定されています。

一般的に、排気量は大きいほどパワーがあるので、パワー不足である点は軽自動車選択の上で若干ネックになる処ではあります。

※坂道は、厳しそう・・・?。

ところで軽自動車って、ナンバープレートの色が2種類ありましたよね?

こんな感じのプレートが。

軽自動車のナンバープレート例(黄色地に黒文字と黒地に黄色文字

これは、1975年(昭和50年)に普通・小型自動車とプレートの大きさが同じに統一され、色の違いも決められました。

左(黄色地に黒文字)が自家用、右(黒地に黄色文字)が事業用です。

この見慣れた2種のナンバーは、「軽自動車の証」だったわけですが、2006年(平成18年)には、ある変化が!

それは、ご当地ナンバー(図柄入り)の登場です。

ラグビーのワールドカップや、2020年の東京オリンピックに向けた変化ですが、軽自動車も、小型自動車や普通自動車のように白字に変更することができるので人気とか。

ただ、ナンバープレートって、そもそもは「自動車の種類の識別としての役割」だったはずですが、絵なんて入れたらその辺はどうなのでしょう・・・?

まあそれはさておき、自動車は前述の3種によって且つ、自家用か事業用かによって、税金や強制保険(自賠責)が変わってくる点は抑えておきましょう。

※この記事での金額は、全て自家用車として計算しています。

自動車重量税による維持費の違い

税金としてかかる費用には2つありますが、まずは自動車重量税について。

※この税金は、国に対して支払います。取得している限りは納税必須!

車検時に明細の中に書かれているものですが、実際にどのくらい費用が発生しているか認識している人は少ないのではないでしょうか?

車検は、新車購入時(登録時)から3年後に初めて実施され、以降2年ごとに実施されるのは周知の事実。

自動車重量税自体は1年毎にかかるものですが、この税金は、車検時に3年分・2年分をまとめて支払うようになっています。

では、フィットとN-BOXで比べてみましょう。

<フィットの場合>

「重量税」は、0.5トン以下を基準に課税されます。

最近流行りのエコカー減税対象車であれば、この0.5トン以下をベースとし、1年あたり2,500円となります。

(例)

0.5トン以下 → 2,500円

~1トン以下  → 5,000円

~1.5トン  → 7,500円

フィットの重量はグレードによっても変わってきますが、総重量は約1トン強。

現在販売されているフィット(ガソリン車)の場合、エコカー減税25%が適用されるので、1年あたり5,625円。

※ 7,500円 × 0.75 = 5,625円

12年間の間に車検として支払うのは、新車購入時から3年目(初車検)と、以降2年ごとの車検(計4回)となり、その費用のトータルは、

16,875円 + 11,250円 × 車検4回 = 61,875円

となります。

<N-BOXの場合>

軽自動車にかかる重量税は、小型自動車と異なり一律3,300円ですが、N-BOXの場合、こちらもエコカー減税が適用されるので、1年あたり2,500円となります。

1回目の車検は、購入3年後ですので、3年分の7,500円。

2回目以降は、2年ごとに2年分5,000円を支払うことになりますので、12年間保有したとするとトータル費用は、

7,500円 + 5,000円 × 車検4回 =27,500円

(結論)12年間の費用差は、34,375円

自動車税による維持費の違い

2つ目にかかる税金は、「自動車税」です。

これは毎年4月1日現在所有している車に対して課される税金です。

※この税金は、住んでいる市町村に対して支払います

<フィットの場合>

フィットは軽自動車ではなく「小型自動車」である為、自動車税は一律ではありません。

では、何を基準に課税されるかと言うと、それは排気量です。

(自動車税の税額と排気量の関係)

自動車税の税額と排気量の関係表

フィット(ガソリン車)の場合は、総排気量が1.5リットル以下ですから、

34,500円ですね。

12年間トータルでは、414,000円になります。

※ガソリン車はエコカー減税は適用されません。

<N-BOXの場合>

軽自動車の場合は、「軽自動車税」となりますが、平成28年度から新しい税制がスタートし、その金額は、10,800円となりました。

因みにこの金額は、自動車重量税と同じく一律です。

N-BOXの場合は、25%の軽減がされるので、毎年かかる費用は8,100円。

12年間トータルでは、97,200円となります。

(結論)12年間の費用差は、316,800円

自賠責(強制保険)による違い

車検のたびに支払う強制保険です。

※国が個人に変わって最大3,000万円を保障してくれます(ただし、人身のみ)。

自動車を保有する者は、これに入らないと公道を走ることはできません

事故を起こす、起こさないにかかわらず未加入で公道を走ると、

1年以下の懲役または50万円以下の罰金

更に、違反点数6点の『一発免許停止』が科されます。

さて、この自賠責保険、わたしは毎年変わらないものと思っていたのですが違うんですね。

金融庁の「自動車損害賠償責任保険審議会」により、金額が改定される年もあれば、されない年もある。

平成30年4月1日以降に車を購入した場合は、下記の金額を支払う事になります。

自賠責の金額表(平成30年)

見ていただくとわかる通り、自賠責に関しては車の種類によってそんなに金額が変わらないことがわかります。

ですので、自賠責は差として考えなくても良いかもしれませんね。

【ガソリン車と軽油車における燃料費】

さて、続いては燃料代です。

車によって燃費が違うので、はっきりとした数値は出せませんが、考え方のひとつとしてざっくり見ていただければと思います。

<フィットの場合>

「e燃費アワード2017-2018」によると、ガソリン車部門ではフィットは燃費第1位。

その燃費は、リッター16.5kmとのことです。

※カタログ上の数値はもっと良いでしょうが、この数値はユーザーが投稿したデータを元に出したものらしいので、それなりに信憑性はあると思います。

わたしは、ほぼ家の近所をぐるぐる回るのに車を使っているので、年間の走行距離は約3,000km。

これをベースに考えると、12年間では単純計算で36,000kmになります。

大阪におけるガソリン価格の、ココ1年の平均単価は約134円/lですから、そこから計算するとトータルの燃料代は、

36,000 ÷ 16.5 × 134 = 292,363円

わたしのように、もったいないほどの車の乗り方(長距離走行皆無)で、トータル30万円ほど燃料費代がかかっているのがわかります。

<N-BOXの場合>

さて、続いてはN-BOXです。

同じく「e燃費」というサイトで見ると、フィットよりも少し良い18.8km。

※1位は、スズキの「アルト」のようです(実燃費 23.5km/l)

大阪における軽油価格の、ココ1年の平均単価は、約109円/lですので同じく計算すると、

36,000 ÷ 18.8 × 109 = 208,723円

軽油価格もガソリンと同じく、最近は上昇傾向です。

安いイメージがあった軽油ですが、軽自動車と言えど、燃料費は意外とかかるんですね。

【まとめ】

日本で一番売れているフィットと、N-BOXで計算した維持費(税金+燃料代)はこちら。

ガソリン車と軽油車の維持費(サンプル表)

燃料価格は地域によって異なりますし、走る距離によっても変わりますが、納税する金額は明確に大きな差が出ているのがわかります。

※簡易に計算しただけでも、税金と燃料費でトータル20万の差があるのは大きい!

車を持たないという選択肢もあると思いますが、わたしのように両親が高齢化してくると何かと車は必要になってきます。

いざ、購入となった時には、今回の記事にあるように税金と燃料代で、購入対象を比較検討してみてはいかがでしょうか

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