誰でもできる貯蓄術。抑えておくべき2つのポイントとは?

500円玉の山

お金を貯めることは簡単なようで難しい。かつて私は新入社員時にいきなり九州へ飛ばされて一人暮らしを始め、休日周りに友達がいなかったことからギャンブルにお金をつぎ込むという悪循環に陥っていました。当然お金は全然貯まらず、財布にあるだけ使うという典型的なダメ人間状態。

数年後その会社を退職し、実家に戻ったころは引っ越し代も結構かかって貯金はほぼゼロ。

結構大きい会社だったのでボーナスもそれなりにもらっていたはずでしたが、全然お金がない状況。

無職の上にお金がない!!

実家に居ればひとまず衣食住はなんとかなりますが、リアルに「これはまずい」と思い、心を改めて貯金するための方法を考えていました。

今回は将来のためにお金を貯めないと・・・と思いながらなかなか貯めることができない人の参考になればと思い、わたしが実践してきた貯蓄法について書いていきたいと思います。

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【年金のマクロ経済スライド】

その前に、貯蓄する上で知っておいた方が良い ” 将来もらえる年金 “について、簡単に説明したいと思います。

数年前、年金の支給額を抑制する法律である「年金改悪法(by民進党)」が成立しました。

もともと『マクロ経済スライド』は、今ある年金財源を維持し、年金受給者となる段階(厚生労働省の言う『新規裁定者』)になった際に、その時点の

現役世代の平均手取り収入の5割を維持する

ために、現役世代の減少と既裁定者(すでに年金をもらっている世代の人)の平均寿命の伸び率を考慮して年金支給額を減額する目的で導入されました。

年金額が毎年一定であると、物価が上昇したときにモノを買える量が減ります。

例えば年金の支給額が10000円とします。

自動販売機のジュースが全て100円とすると、100本のジュースを買うことができます。

しかし物価が上昇し、ジュースが1本120円になったとすると、今まで100本買えていたジュースが83本しか買えなくなります。

実質収入が減った形になるわけです。

現役世代の収入が上がっている場合、現役世代の生活は楽になりますが、年金受給者は物価上昇によって生活が苦しくなる。

これでは世代間の不公平が出るので、現役世代の賃金が上昇したときには、その上昇率に合わせて年金額を増やすのです。

ただ、少子高齢化が進むのは確実である為、現役世代の負担には限界があり年金財源は確実に疲弊していきます。

そこで(現役世代の減少+既裁定者の平均寿命の上昇率)を引いた比率を「年金支給額の伸び率」とし、賃金や物価の上昇率から支給額を減額する。

これが「マクロ経済スライド」の仕組みです。

ただ、物価や賃金が上昇しない時期はマクロ経済スライドは行われないんですよね。

これまで発動されたのは2015年の1度きり。

つまり景気が良くならない限り年金財源はどんどん悪化していくのです。

そういえば、年金の支給年齢を更に後ろに下げる(70歳開始)なんて話も国会では出ていますね。

公務員の定年が現在の60歳から65歳に引き上げられることがほぼ確実となる今、それに合わせて民間企業の定年も延びてくると思います。

とはいえ、65歳定年でも支給開始年齢が70歳なら、5年間はひたすら貯蓄の切り崩しとなります。

ますます、みんなお金を使わなくなりますね・・・。

【ポイント1(分析):消費スタイルを把握する】

ではここから本題です。

みなさんは、給料日前になると知らないうちにお金が減って「やばい」と感じた事ってありませんか?

あまり大きい買い物をした記憶がないのに財布にお金がない。

ん?誰か盗った?

なんて、他人のせいにしたことがある人もいるのではないでしょうか。

しかし、誰もあなたの財布からお金は盗っていません。

お金を使っているのは全て自分です。

消費の把握 <消費項目の設定>

10人いれば、10通りの消費スタイルがあります。

しかし、ほとんどの人が、何にいくら使っているかわかっていないのではないでしょうか?

そこでまずは自分の消費行動について、いくつか項目を設定していきましょう。

本をよく読む人は「書籍代」、人づきあいが多いという人は「交際費」、特定の趣味にお金を費やす人は「趣味・趣向費」なんてものを設けても構いません。

自分の普段の生活から、お金を使っているシーンを想像し、いくつかの項目を洗い出します。

ここでのポイントは、項目を多くし過ぎない事。

個人的には、5~6項目ぐらいが適当と考えます。

わたしの場合は下記6項目を選定しました。

・交際費(飲み代含む)
・書籍費
・服飾費
・飲食費
・通信費
・交通費(ガソリン代含む)

みなさんも、まずは大枠でいくつかの消費項目を決めてみてください。

消費の把握 <消費記録>

消費項目が決まったら、まずは1か月を目標に消費具合を記録していきます。

記録方法はなんでもOK。

ポケットに入る程度の大きさの手帳を用意するのでもいいですし、スマホなどの電子媒体に記録しておくのでもよいと思います。

ポイントは「普段と同じような消費を行うようにする」という点。

あえて記録するとなると、面倒くささもあって節約しようとする意識が働いてしまいがち。

しかしそれでは、いつものお金の使い方ではないので自分の消費行動を把握できません。

あくまで自然な消費を心がけるようにしてください。

1か月データが取れたら、その時点で「選定した項目」についての再検討を行います。

※必要に応じて項目を削除したり変更したりします

<補足>

より正確に月の消費を把握するには、少なくとも半年は必要というのが持論です。

理由は、期間が短いと季節的要因が影響してしまうからです。

例えば、夏が好きで休日の半分以上は海に行くという人がいるかもしれません。

また反対に、1年のうちで一番好きなのは冬。

冬は毎年何度もスキーに行くという人もいるでしょう。

また服飾に多くのお金を使う人は、夏よりも冬の方がどちらかというと消費額は大きくなると思われます。

そんな人が1か月やそこらのデータを記録しても偏ったデータしか取れません。

平均を出すにはある程度のサンプルデータが必要なのです。

そういった理由から、個人的には半年(理想は1年ですが)ぐらいはデータを取るようにしてほしいと思います。

人の消費行動は周りの環境で結構変わります。

一番大きいのは彼氏・彼女ができたりってとこでしょうか。

男性の場合は一気に ” 交際費 ” が急上昇しますしね。

わたしの場合は、親の介護が必要になり、一気に消費を抑える方向に傾きました。

今は、なんの物欲もない「修行僧」のような生活をしています。。。

消費の把握 <データの整理>

控えたデータはエクセルに表とグラフを作って転記します。

<サンプル>

エクセルデータ表と円グラフ

表を作りグラフを作成することで、自分がどの分野に最もお金を使っているのかを把握することができます。

これを少なくとも半年間続け、その平均値を出すことで月の平均消費額が算出できます。

自分の消費行動を振り返る事は、自分の無駄使いをあぶり出すことでもあるので面倒がらずにやるようにしてください。

【ポイント②(改善):消費行動を見直す】

月の平均消費額が把握出来たら、次にやるべきことは3つです。

無駄を省く

まずは、算出した月の平均消費額の見直しを行います。

削られるところはないでしょうか?

わたしが実際に行った改善策は下記です。

通信費

スマホ代

スマホを『格安スマホ』に切り替え、MVNO(仮想移動体通信事業者)に乗り換え。

これにより月の固定費が2,000円削減(年間24,000円)

飲食費

缶コーヒー代

1日1本自販機で定価購入している缶コーヒーをやめて、まとめ買い(箱買い)し、

毎通勤時コーヒーを家から持って行く。

酒屋に行けば、1箱(30缶)千円ちょっとの特売品も!

1缶当たり30~40円になるので、40円計算としても1缶当たり90円のお得。

月2,000円ほど節約

お茶代

お茶は勿論家から持参。安物自販機も最近は増えていますが、それでも1本100円は

します。

同じく労働日数を22日とした場合、月2,000円ほど節約できます。

書籍費

購入せず、図書館で借りる

最新の書籍は勿論ありませんが、小説などジャンルによっては人気どころは大体揃っています。

本は嵩張るし場所も取るので、極力買わないようにします。

因みに、図書館にマンガの本はほとんど置いていません。

マンガに関して穴場なのはパチンコ店

今は多くのパチンコ店にマンガコーナーが設けられており、くつろいだ環境で読むことができます。

人気漫画は結構置いているので短時間であればちょろっと覗いてみるのもありです。

男性は、そんなチマチマしたことはやってられん!という人もいると思いますが、お金を本気で貯めたいならこれぐらいは当たり前に必要です。

飲食費

値段を中心に考える

大体の人は、食べたいものと、その料金を比較して ” 何を食べるか ” を選択していると思います。

この時「重きを置く」のはどちら(食べたいもの or 値段)でしょうか?

理想は勿論「前者(食べたいもの)」ではありますが、貯蓄する上では、

「後者(料金)」 を優先すべきです。

わたしの場合、昼なら●円、夜なら▲円と金額を決めており、毎食ごとにかかった費用をプラスマイナスしています。

そして、その金額を都度記録。

こうすれば、「今月はすいぶん食費が嵩んだなぁ~」なんてことには絶対になりません。

記録しているんですから、食費がかかり過ぎかどうかはどのタイミングでもわかるので制限できます。

記録することで、安くしようとする意識が働くので、月トータルでは、まず設定予算内に収まるようになります。

金持ちにケチが多いのは、余計なところにお金を使わないように徹底しているからです。

要はやるかやらないか

手間を惜しんでは、貯蓄はままなりません。

ATMでの出金回数を制限する

給料が出たら、「平均消費額」分だけを銀行から降ろします。

因みに銀行に行くのは、1回のみ

ここは貯蓄をする上で超・超・超重要です!!!

給料日に平均消費額を財布に入れ、1か月間それでやりくりして生活します。

そうすれば、毎月同じ金額(手取り金額 - 平均消費額)が貯蓄額として残りますよね。

コンビニの数は、今や日本に55,000店

1つの都道府県に、なんと1200店弱存在します。

つまりそれだけATMがあるわけで、24時間街中に出金できるタイミングが溢れていますが、それに負けないようキャッシュカードは持ち歩かないように自制します。

節約したお金専用の口座を作る

もし月末時点で、やりくりしたお金が余ればその分は別の口座に移します。

ここも重要です。

月内に余った現金を「余剰資金」として別口座に入金していくと、その貯蓄額を増やそうという意識が働くので、普段の消費行動が大きく変わります。

極力お金を使わないための方法を常に考えるようになるのです。

ただ、どうしても月1回の引き出したお金で賄えない場合や、欲しいものがあるときもあります。

その時は、この別口座から引き出すようにし、貯蓄部分には手を付けないようにします。

【まとめ】

いかがでしょう。

将来の必要な老後資金の金額」について以前書きましたが、年金があてにできない昨今、極力お金を貯めるように努力する必要があります。

” 自己責任 ” という言葉は数年前からいろんなところで言われるようになり、自分の身は自分で守らないと誰も助けてくれませんので、自身の生活を再度見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

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