パナソニックのショールームで「システムキッチン」の見積もり体験

システムキッチンの絵毎日料理をすることが多い女性にとって、システムキッチンはやはり ” 憧れの存在 ” なのでしょうか。料理をほとんどしない男のわたしにはよくわかりませんが、年配である母親は最近システムキッチンを導入しようと目を輝かせています。システムキッチンは高いというイメージが個人的にはありますが、今回はそんな母親を連れてパナソニックのショールームへ見積もりをもらいに行ってきた様子を書きたいと思います。

聞いていろいろ気になったことを赤字で書いていますので、これからシステムキッチンを自分の家に入れようかどうか悩んでいる方はご一読いただければ、何かの役に立つかもしれません。

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【システムキッチンとは】

イメージでは何となくわかっているつもりでも、「システムキッチンってどういうもの?」と聞かれると答えることが難しいのではないでしょうか?

簡単に言うと、システムキッチンは流し台(シンク)やクッキングヒーター、収納、作業スペース等を ” 1枚板にしたキッチン ” のことを言います(1枚板にシンクやIHヒーターなどを嵌め込むイメージですね)。

メリット・デメリットを書くと・・・

メリット

・1つのパッケージとして構築されるので見た目がスタイリッシュ

・機能間・機器間の ” すき間 ” がなく、お手入れがしやすい

・故障しても部分的に交換が可能

デメリット

・1枚の板上に機器類や機能を並列して並べる為、ある程度のスペースがないと導入することができない

・値段が高い

基本的には、新築の時に検討することが多いと思いますが、昨今はリフォームが流行っているので、築年数が経ったわたしの家のような場合でも導入することが増えてきています。

【リフォーム業者へ連絡】

わたしの家は築年数がかなりあり、これまで外壁や浴室、トイレなどそこそこな金額を払って色々な箇所をリフォームしてきました。

その中には、台所の板張りを張り替えるという内装工事もあったのですが、張り替えてからすでに数十年経ち、傷が目立って傷んできたことや、これからのこと(自分もどんどん年を取っていく)も考え、続き部屋との境目をなくすバリアフリー化に踏み切ることになりました。

業者に見積もりをしてもらったところ、こちらが想定していた金額よりも安く済みそうであったことから、だったらついでに憧れていたシステムキッチンも一緒に入れて、更に料金を割り引いてもらおうという流れになり、今回ショールームに行くことになったのです。

【ショールームで見積もり】

わたしが今回行ったのはパナソニックのショールームです。

システムキッチンは「クリナップ」が日本で最初に開発した企業として有名ですが、パナソニックも負けず劣らず世界的企業。

わたしたちの訪問する日時がリフォーム業者からショールーム側に連絡されていたので、訪問するとすぐに担当者が対応してくれました。

※因みにパナソニックは、こちらが指定したわけではなく見積もり業者の取引先という事で案内されました。このショールームに関してはポイントが2つほどあります。

予約必須


まず1つめのポイントは予約ですね。

ショールーム自体が一般的にどうなのかはわかりませんが、今回は一元客でもふらっと立ち寄ることができるショールームでした。

但し、通常対応できる人数には限りがあるので、予約して行かないと待つことになると思います。またどこでもそうですが予約客が優先されるので、時間的に十分な説明が聞けない可能性もあります。

そりゃそうですよね、高い買い物ですので当然のことながら一組にかかる時間は長くなりますから。

わたしが行ったときはすでに5組ほどが、各担当者から話を聞いていましたが、2時間ほどかかったわたしが終わっても、どの組も終わってませんでしたから・・・。

ショールームに行く場合は予約を取ってから行くようにした方が良いと思います。

計測必須


そして2つ目のポイントは、今あるキッチン周りの計測です。

今回は板張りの見積もり時に、システムキッチンの話をしていたのでリフォーム業者が台所の写真を撮って、予めショールーム側の担当者に情報提供してくれていました。

そのおかげで、現状のキッチン回りの配置を見ながら話を進めることができたので比較的スムーズに進んだと思います。

しかし、写真はあくまで ” 現状のイメージ ” でしかありません。

システムキッチンは、前述したように1枚の板に機能をはめ込んでいるものなので、キッチンの全体幅を測ることは必須です(数十cm単位でいろいろ「シリーズ化」されてはいますが、全体幅によって機器の選択肢が変わってきます)。

全体幅を計測したら、次は下記も計測しておきましょう。

・天井からウォールユニット(頭上の収納棚)下部までと、ユニット自体の高さ

→天井が低いと、場合によりウォールユニットが設置できないこともあり得ます。

・シンク(流し台)幅と床からシンクまでの高さ

→食事を作るという毎日の作業になるので、腰を屈めないといけないような高さだと辛いものがあります。

・作業スペース(まな板等を置いて作業するスペース)幅

→現状に比べて、極端ではないにせよ狭くなる事も予想されます。

このぐらいを調べておけば、話は進められると思います。逆にこれすら調べてないと、ふわっとした結論になり、行くだけ(相談するだけ)時間の無駄だと言えます。

【各機器について】

担当者から聞いた話から気になったところを書きたいと思います。

IHクッキングヒーター


IHはガスコンロと違って火が出ないので、高齢者のいる方のお宅では安全・安心のために使っているところが多いですよね。わたしの家も10年以上前からIHヒーターを使っています。

IHヒーターで気を付けないといけないのは、その材質や底の形状によって使える鍋と使えない鍋があるということ。ですので、家の鍋がIHでしか使えない鍋なのかどうかを確認しておく必要があります。

目安は下記です。

IHヒーターで使用できる鍋の種類一覧
※クリックすると大きくなります。

クッキングヒーターの中には、IHの他にラジエントヒーターが付いているものがあり、IHで使えない鍋(上表の△や×にあたる鍋)はこちらで加熱することになります(鍋が混在している時は、ラジエントヒーター付きのものを選ぶか、鍋側をIH用に変えるかどちらかになります)。

IHの値段はピンキリですが、パナソニックの場合、一般家庭であれば事足りるであろう「IHが2口ついたもの(魚グリル付き)」で15~20万、これにラジエントヒーターが1つ付くとプラス5~10万といったところでしょうか。

うちの場合は、家の鍋がほぼIH用なので、「IHの2口バージョン」を選択しました。

SGマーク


IHで使える鍋かどうかは、SGマークが付いている鍋かどうかで判断します(” SGマーク ” とは、一般財団法人「製品安全協会」が定めた認知基準に適合している製品に付けられるマークです)。

SGマーク

パナソニック以外の各種メーカーも、SGマーク付きの製品を使うことが推奨されています。

対象でない鍋を使うとどうなるかというと、加熱がされないというだけです。最近は全素材対応型のIHもあり、値段は高くなりますがそれであれば鍋の種類を気にすることなく使用できます。

シンク水栓


わたしは知りませんでしたが、パナソニック製品に関しては少なくとも ” シャワーヘッドタイプ ” が今は主流となっています。

蛇口部がホースのように伸びるタイプですね。

これ、シンクの壁面に付いた汚れや洗剤の泡などを洗い取る際には非常に便利なんですが、どうしても気になる部分があります。

そう!ヘッド部と大元の継ぎ目の汚れです。

シンクの水栓サンプル
※パナソニックカタログより

この部分はどうしても収納時(伸ばしていない時)継ぎ目部分に “スキマ ” ができるので、清掃する時にはちょっと注意したいところです。

もちろん、シャワーヘッドタイプ以外もあったのですが、そうなると直流の水しか出ないタイプしかありませんでした。食器を洗う際には、直流だと水が弾けて四方に水滴が飛び散るので水量調整とか面倒です。

市販されている ” シャワー切り替え ” を後付けできるような直流タイプの水栓もありましたが、市販のものがカッチリ付けられる保証もないので、わたしの家の場合は、上の写真のタイプを選択しました。

後から、結局付けられないとなると元も子もないですからね。

レンジフード


IHの上にはレンジフードが配置されますが、現状これには「
フード型」と「ブーツ型」があります。

レンジフードのサンプル

選ぶポイントは人それぞれでしょうが、わたしの家の場合は掃除のしやすさでした。

上の画像を見てもらうとわかる通り、ブーツタイプは煙が吸い込む口は大きいですが、掃除するとなると中の ” ファン ” を外さないといけません。

高齢の方だとこれはどうでしょう?

少なくとも椅子の上に乗って外さないといけないですが、正直頻繁にはやってほしくない作業ですよね。

これに対して、フードタイプの場合は、下面にカバーがあるので、油分の多くはカバーに付着します。

こちらであれば、手を少し伸ばして拭き取ることができるので普段のお手入れが断然楽です。もちろん中のファンを掃除することに変わりはありませんが、取り外して洗う回数は、ブーツ型よりも少なくて済みます。

収納ユニット


収納ユニットには、頭の上にくる「ウォールユニット」と、足元の「フロアユニット」があります。

この部分は、持っている鍋やフライパンなどの大きさにあわせ段数を何段にするかといったところが選択のメインとなりますが、高齢者が居る場合に意外とポイントになるのが、” ソフトクローズ機能 ” です。

これは何かというと、扉を勢い良く閉めても「バタンッ!」とならずに、ゆっくりと閉まる機能のことを言います。

これは確かに便利です。無意識に閉めてしまうことって結構ありますから。

しかし、この機能の意外な盲点は、閉めるときではなく開けるときです。ソフトクローズ機能がついていると、手で最後まで閉めようとすると分かると思いますが、結構押し込む時に力が必要です。

この力というか圧力は、扉を開けるときにもかかります。つまり開けるのにも少し力が要るのです。

若い人であれば特に問題ないと思いますが、高齢の方がキッチンを使用される場合は、この機能をつけるかどうかは慎重に検討したほうが良いと思います。

【まとめ】

システムキッチンは、新車を購入する時と似ています。

なぜかというと、オプションや組み合わせを自由に選択することができるからです。

新車を買う時は、ベースである本体以外には内装品がほとんど付いてきません。フロアマットから座席カバー、雨風を防ぐドアに付けるサイドバイザーまでありとあらゆるものがオプションになり、都度追加料金が発生します。

システムキッチンも同じ。

何を付けるかによって値段はどんどん高くなっていきますし、色や素材(ステンレスや大理石)なんかによってもだいぶ値段が変わってきます。

今回書いた機器類を網羅すると、トータルでは約100万円になりました。

軽自動車が充分変えてしまう値段ですね。ただし、これはあくまでメーカーの定価ですので、実際はリフォーム業者と交渉し、価格はこれよりも下がると思います。

とは言え高い買い物であることは間違いありません。相見積もりを取って後悔しないようにオプションを選びましょう。

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