パート・アルバイトにもある!知っておきたい有給休暇の知識

猫の言葉「有給取得OK?」

皆さんの会社は有給休暇が取りやすい環境ですか?わたしは数年前に今の会社に拾ってもらい、現在有給休暇が20日ほどあるのですが、非常に取りづらい状況が続いております。

なんせ人が劇的に足らない!

先月なんてトータルの労働時間が300時間を超えました。

うちの会社の新記録だそうです(嬉しくない・・・)。

まあそんな状態でも ” 拾ってもらった恩 ” があるので、文句も言わず働いているわけですが、流石に有給休暇もほとんど取れないとなると、いよいよ労基へ・・・なんて勇気はないですが、ちょっとどうなの?と思ってしまう今日この頃。

社会人になって相当経ちますが、労働者の権利である ” 有給休暇 ” についてはほとんどわかっていないわたし。

そんな方も意外と多いのではと思い今回調べてみました。

ご興味のある方はご一読下さい。

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【どのくらい働けば有給休暇がもらえる?】

みなさんは、有給休暇というと働いてからどれくらいの期間が経過すればもらえるかご存知ですか?

1年じゃないですよ、半年です、半年!

現在勤めている会社は、事務の人が分かっていないのかなんなのか知りませんが、半年経っても付与の「ふ」の字もありませんでした(まあ、わたしも知らなかったわけですが)。

わたしよりも後に入った方が有給休暇の件について管理者に聞き、最近になってようやく半年後に付与することがわかったみたいです。

大きい会社であれば総務という部署があるのでこんなことはないでしょうが、わたしの会社のように弱小零細企業の場合は、一人がいろいろな仕事を兼務しているので、細かいところまでは分かっていない場合が多いようです。

因みにこの ” 半年 ” という期間は、正社員であれパートタイマーであれ、アルバイトであれ同じで、一定の条件をクリアすれば半年でもらうことができます

※条件に関しては、正社員と非正規社員では異なります。

有給の取得条件と付与日数【正社員】

正社員の場合、半年間で取得できる有給の日数は、10日です。

そして、この日数は勤続年数が増えるごとに毎年プラスαされた日数が与えられます。

個人的に意外だったのは、プラスαの日数は毎年1日ではないということです。

どういうことかと言うと、こんな感じです。

2回目付与時(勤続1.5年) → 年1日

3回目付与時(勤続2.5年) → 年1日

4回目以降 (勤続3.5年) → 年2日

一般的に、有給休暇の最大日数は20日ですが、20日取得までにかかる時間は、

勤務開始から6.5年という事になります。

ただし、この有給休暇を貰う為には、前述したように条件があります。

それは、

入社後から半年間『継続勤務』し、且つ全労働日の8割以上出勤する事

です。

ここでいう ” 継続勤務 ” というのは、” その事業所に在籍しているかどうか ” で判断されます。

※毎年、全労働日の8割以上出勤していないと有給休暇は付与されません

今は人手不足から70歳ぐらいになっても働かないといけないようなご時勢なので、定年退職者した人を嘱託社員として再雇用することも多いと思います。

が、この再雇用なんかの場合も継続勤務にあたる為、前述の付与が当てはまります。

有給の取得条件と付与日数【非正規】

わたしは高校1年生のときからアルバイトをしており、社会人になる前は、継続して半年以上勤めていた飲食店などもありましたが、今の今まで有給休暇を貰った記憶がありません。。。

特に学生の人は、アルバイトで有給休暇がもらえるということを知らない人が多いと思いますが、これは労働者としての権利ですのできちんともらいたいものです。

因みにこちらの場合は、労働日数によって貰える有給休暇の日数が変わってきます。

表にするとこんな感じ。

有給休暇取得条件表【非正規】

※厚生労働省HPより抜粋

たとえ、週1回しか勤務していなくても、半年間継続して勤務すれば有給休暇がもらえるんですね(1日ではありますが・・・)。

これでいくと、非正規の方でも有給休暇がもらえる対象の方は、結構居るのではないかと思います。

【有給休暇の時間単位取得】

自分一人でする仕事であればなんとでもなりますが、多くの仕事は誰かと関わりがあるものです。

このため有給休暇を取得しようにも、仕事の進捗次第ではなかなか丸1日取得することは結構難しいのが現実。

しかし、実は有給は何も1日まるまる取得する必要はありません。

時間単位で、極端に言うと1時間単位で取得することも法律的には認められているのです。

厚生労働省のHPを見ると、次の要件を満たすことで取得可能となります。

(要件)

1.時間単位年休の対象労働者の範囲

2.時間単位年休の日数(5日以内の範囲)

3.時間単位年休1日の時間数

4.1時間以外の時間を単位とする場合はその時間数

因みに「分単位」での取得はできません。

まあ分単位は別として、風邪で病院に行きたいときに、丸1日休むのは気が引けるけど、午前中だけ休むを取るなんてことができるので、有給はずっと取りやすくなりますよね。

あとは役所関係ですか。

役所関係への書類提出などは、平日しか行えませんがわたしのような独身者には代わりに行ってもらえる者もおらずいろいろ大変です。

ただ、現実の導入には少しハードルが高いでしょうか。

この有給休暇の時間単位取得をするには、労働者の過半数で組織された労働組合がある場合は労働組合と、ない場合は労働者の過半数を代表する者と使用者との間で協定を結ぶことが必要になります。

社員数が少ない会社では、そもそも労働組合なんて発想すら出てこないですからね。

最近で言うと、分析機器・医療機器の製造で有名な島津製作所が年間最大40時間を上限に、有給休暇の時間単位取得を認めるようになりましたが、わたしが今まで務めた会社はことごとくこんな制度はありませんでしたし、周りでも聞いたことがありません。

わずかな望みは、政府が推し進めている「働き方改革」でしょうか。

これを推進し続ける限りは、近い将来多くの会社が取得可能な方向へ舵を切ってくれるかもしれません。

【だまし討ちみたい?気を付けたい『計画的付与』】

「有給休暇は、業務の忙しさや周りに気を使うので使えない」という人は多いと思います。

忖度という言葉が一時期はやりましたが、日本人は忖度しすぎる国民性なのかもしれませんね。

働きすぎと言われている日本人が、実際どのくらい有給消化できているかを見てみると、その忖度具合?がわかります。

下のグラフは、平成17年から28年までの有給消化率の推移。

有給休暇消化率

※厚生労働省HPより

なんと10年以上に亘って、半分も消化できていないのです!

政府は、2020年のオリンピックまでに有給の消化率を70%に引き上げる政策として、 ” キッズウィーク ” なる不可能とも呼べるような ” 謎の仕組み ” を導入しようと検討していますが、まあ無理でしょうね。。。

因みにキッズウィークというのは、夏休みなどの長期休暇の一部を別の時期に移して連休を取りやすくするという試みです。

昨今、ゴールデンウィークの他にシルバーウィークなどもあり連休が多くなりましたが、例えば夏休みの5日間を削って、普通の平日月~金に移動させれば、土日週休二日制の会社員ならば9連休にすることが出来ます。

その分、家族サービスもでき、ワークライフバランスも良いとは思いますが、そんな簡単に企業が休みをくれますかね。

キッズウィークとかいう実現可能性が低いものは横に置いておいて、企業側では独自に有給取得率を上げる為に、計画的付与という手段を使って、有給取得率を上げている企業もあります。

この計画的付与というのは、

有給休暇のうち5日を除いて、年間のどこかに消化日として休みを入れる

という仕組みの事。

有給という ” 自分の好きな時に取れる休みが減るのでは? ” と思った方。

その通りです!!

確実に減ります。

5日間しか自由に休みを取れません。

有給休暇をどのように使おうが労働者の権利であり、取得するタイミングも繁忙期などを避ければとやかく言われる筋合いはありません。

しかし、この計画的付与は、労使間で決めればという前提ですが法律的に認められています(労働基準監督署へ届け出不要)。

わたしが以前居た会社もこの形を取っていました。

やたら休みが多いなと思いましたが、単に有給が使われていただけなんですね・・・。

そういう会社は、意外と多いですので気をつけてください。

【まとめ】

大企業になると、年次有給休暇は繰り越すことで最大40日となっていますが、あれは法律で時効が2年と決まっているからですし、一部の企業で行われている?かもしれない ” 買取 ” は、明らかな法律違反ですし、知らずに過ごしていることは意外と多いと思います。

わたしも世間知らずなので、これからもっといろいろなことを調べながら記事にしていきたいと思いますので、興味のある方は今後もよろしくお願い致します。

ご一読いただきありがとうございました。

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