転職前に考える「会社を辞める辞めないの判断基準4項目」

どの会社に移るか迷う人

わたしは転職回数が10回を超えます。プロフィールを見てもらうとわかると思いますが、職種も多岐にわたり公務員崩れから製造・IT・医療関係など様々なものを経験してきました。

今は、いわゆる ” 初老 ” と呼ばれる年代に入り、正社員として何とか過ごせているので転職は全く考えていませんが、若い時は年齢に任せて安易に仕事を変えてきたことを今は少し後悔もしています。

今このブログを読んでくれている方の中には、今の仕事を辞めたくて仕方ないという人もいると思います。

ですが仕事を辞めるって結構なエネルギーを使うことですし、わたしのように後悔することがないよう、自分の経験を伝えることができればと思い、今回は記事を書くことにしました。

判断基準は全部で4項目

仕事に疲れた方は、ご一読いただければ幸甚です。

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【離職率】

就職や転職する上で気になるものに” 離職率 ” というものがあります。

『新入社員の3割が3年以内に辞めてしまう』という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、調べてみると、これは漠然とした数値ではなくきちんとした根拠となる数値が存在します。

下表は、厚生労働省が発表している資料から、直近の過去10年間(平成16年~25年)にデータを絞って算出した結果(平均値)です。
3年以内の離職率表(新入社員)

これは新入社員に関するデータですが、見ていただくとわかる通り、” 3年3割 ” というのは数値できちんと出ています。

まあこれは「大卒」に限ったことで、中卒・高卒・短大卒はもっと数値が高い事がわかると思います。

要は、働く時期が早ければ早いほど離職する傾向が高いということですね。

中卒の場合は6割り越えですから、これはかなり高い数値であると言えます。

義務教育を終えてすぐに働くのには色々な事情があると思いますが、考えたら確かに厳しいですよね。

もっと遊んでいたいと思う年ごろでしょうし。

因みにデータに関して別の見方をしてみると、また違ったものが見えてきます。

例えば下表を見てください。
就業年数ごとの離職率(新入社員)

これは、就職後3年間の離職率を表したものです(算出方法は先ほどと同じです)。

このデータを見ると、働き出し始めの年齢に関わらず、働く年数が増えるほど(とはいっても、働き出してから3年間分のデータですが)、離職率は低くなっていくという事実です。

我慢できる限界はあると思いますが、働くという事にはある程度の我慢が必要という事でしょう。

わたしも、新卒で入った会社を3年目でギブアップしているので大きなことは言えませんが、続けていれば慣れも出てくるでしょうし、それなりに会社からの評価もあって続けられるモチベーションが上がるんでしょう。

今回のデータは新入社員に関するものですが、既に社会人である方にも同じことがいえると思います。

【会社を辞める前に考える4つの事】

全ての事には、必ず ” 理由 ” があります。

例えばマンホールの形がなぜ全て ” 円 ” なのかわかりますか?

円という形は、中央からの距離が等しい点の集まり。

つまりマンホールが何らかの理由で外れても、下に落ちないようにするために、あの形が選択されているのです。

あれが例えば、正三角形や正方形なら大変です。

1辺の長さは等しくても、「1辺の長さ < 対角線の長さ」なので、外れたら下に落ちてしまいます。

マンホールの形として成立するのは円だけなのです(厳密に言うと。 ” ルーローの三角形 ” でもいけますが)

話がブレてしまいましたが、辞めるという決断にも、そこには理由が存在するはずです。

まずは、それが何かを自分で再確認する必要があります。

人間関係は我慢できるレベルか?

特に年齢が若い時は、退職しようとする理由でこれが一番多いんじゃないでしょうか。

わかります。

わたしも一度これを理由に退職したことがあります。

「何をあまちゃんなことを!!」という声も重々承知。

しかし、これ、結構きついです。

わたしに関して話しましょう。

それは、職場の人間がほぼ全て ” コネ ” で入っているという噂の、とある現業職の公務員になった時の話です。

入って一番最初に聞かれたのは、「誰のコネ?」という耳を疑うようなお言葉でした。

「いや誰も知り合いはいませんけど・・・」と言うと、「嘘をつくな!そんなはずはない!」と一蹴。

試験と面接はきちんと受けましたし、逆に「コネがあったら使うわ!」と言い返してやりたかったほど。

でも、多分その方のいう事は、あながち嘘ではないと思うようなことが多々ありました。

なんせ、働いている人間の9割がやる気のない人間。

ま組合活動と称して一度も現場で見たことがないのに出勤したことになっている人間や、遅刻してくる人間、ちょっと働いてその倍以上の時間を休憩し、残業代を稼ぐ人間・・・。

普通の会社じゃクビと言われても仕方のないような働き方をしている人間が大半でした。

挙句の果てには、新人歓迎会中に殴り合い・罵り合いの喧嘩。

きちんとしたホテルで暴れます。

「ん・・・?今は世紀末??」

しかし、そこにケンシロウはいません。

全員がザコキャラです。

まっ、ここまでひどいのは稀かもしれませんが、わたしが言いたいのはこれ。

どこにでも厄介キャラは存在する

です。

合わない人間は合わない。

これはどうしようありません。

しかしこう考えてみてはいかがでしょう?

世の中の9割はくだらないモノである

『モノ』と書きましたが、なにも『モノ』に限ったことではありません。

人間に対しても同じことが言えます。

こう思えるようになると不思議と色々なことに腹が立たなくなり、やがて ” 達観 ” します。

こうなれればこっちのもの。

※逆に達観できなくて、生活に支障(不眠・食欲減退・喜怒哀楽欠如)が出てきたら、というかその前に離脱することを考えた方がいいと思います。

仕事内容は自分に合っているか?

みなさんは仕事面白いですか?

わたしは今の仕事がとても気に入っています。

拘束時間は鬼のように長く、お盆休みも年末年始もなく夜勤もあり、年間の休みは恐らく70日ほどという環境ですが、そんな状態でも今の仕事が気に入っています。

それはなぜか。ズバリ!

アドバンテージ(強味)があるから

です。

わたしはこれまでIT関係の仕事を多く経験してきたので、職場の人達よりはパソコンの知識があります(バリバリの人からしたら大したことありませんが)。

会社自体が小さくて人数が少なく、年配者が多いのでパソコンを毛嫌いする人がほとんどという環境で、ネットがつながらないとか印刷ができない、ファイル保存したけどどこに行ったか分からないといった、ものすごい低レベルなことさえ聞いてくる始末。

当然新システムへの入れ替えでは、「任せた!」の一言で任されました・・・。

データ処理の手順を考えるところから作業工程管理、運用方法の再考、使い方の教育からマニュアル作成まで一人で全部やったので、社歴が一番短いにもかかわらず色々気を使ってもらえています。

つまり仕事内容を原因とする退職を考える時の2つ目のポイントとしては、

他人に負けないものが見いだせるか

ではないでしょうか。

ちょっとしたことでも良いと思います。

他人よりもアドバンテージとなる事を、仕事を続けていく中で身に付けられそうかという基準も重要です。

給料の額は生活できるレベルか?

給料は多いに越したことはありません。

人間関係が厳しくても仕事内容に興味がなくても、お給料さえよければ多少は何とかなるものです。

しかし、今は、そうそう毎年ベースアップはされません。

されても雀の涙ほどという企業がほとんどではないでしょうか。

なので、今の給料に不満を持つ → 転職したい という気持ちが芽生えるのはよくある事だと思います。

ただ、個人的には給料額を理由とする転職は反対です。

採用時と話が違うという事であれば別ですが、景気が良いと言われている今の時代でさえ、余程イケイケの企業でもない限り、給料はグンとは上がりません。

今いる企業だけでなく、転職先の企業でも同じことが言えます。

基準に考えるべきは、その給料で1カ月間まともに生活できて、貯蓄額を少なからず捻出できるかどうかです。

今は、iDeCoや積立NISAなど、長期保有することで将来の受取額を期待できる制度が充実しています。

自分の生活スタイルを把握し、今の給料に合う生活を心がける事で、給料面の問題はクリアできることもあるので、この点も転職するべきかどうかの判断基準として使えます。

どこぞの研究で、こんな結果が出ています。

” 幸福度は、収入が増えることによって上がるが、ある一定のラインを超えると幸福感は変わらない(むしろ下がる)”

何事も、ほどほどが一番。

生活できるレベルであれば、多くは望まない方が良いのかもしれません。

休日は寝て終わりになっていないか?

以前、大企業ほど長時間労働であるということについての記事を書きましたが、今回のデータでも、 ” 離職 ” という意味では、中卒・高卒・短卒・大卒いずれでも大企業ほど低い(辞めない)という結果が出ています。

これは大きい組織の方がメンタルに関するフォロー体制も整っているところが多く、安定しているからだと思います。

しかし、過労死となるほどの労働時間は問題です。

わたしの職場は常にカツカツ人員なので、時には残業時間が過労死ラインと言われる80時間を超えます。

先日読んだ記事では、45時間を越えると身体に変調が出る可能性が高くなるという事ですので、常時そのぐらいの残業をしている人たちは、注意が必要かもしれません。

目安になるのは、休日の過ごし方。

1日を寝て終わってしまうような状態だと、かなり危険です。

昔から、「よく働く人はよく遊ぶ」と言われていますが、外出できるだけのエネルギーがないようになるような働き方が続くような職場は転職を考えるべきかもしれません。

特に年齢を重ねれば身体にガタが来るのは間違いないので、今の仕事をこの先、年を取ってもできるかを考える意味で、自分の労働時間を意識すべきだと思います。

【まとめ】

いかがでしょうか。

人それぞれ退職する理由はあると思いますが、退職前には必ず「なんで辞めたいのか」を熟考してほしいと思います。

今は人手不足であるという報道も多いですし、実際に非正規から正規への採用も増えています。

しかし、安易に転職すると安易に辞める癖がついてしまいます。

わたし自身がそうだったので。

それを踏まえ、今回は自分の反省という意味を込めて書かせていただきました。

ご一読いただき、ありがとうございました。

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