【40代の投資】資産を安全に運用する為のポートフォリオとは?

わたしが20代・社会人になりたての頃、「資産運用」なんて言葉は周りでもほとんど聞くことがありませんでした。当時はインターネットも今ほど普及しておらず、株式投資自体、一部の人間がやる特殊なものというイメージしか持っていませんでした。

それが、今ではインターネット経由で自由に株取引が出来、「投資」というハードルが随分下がったなと感じています。

 

ただ、漠然と「投資」と言っても、実際やるとなると難しいのが事実。

 

どの金融商品に

どの配分で

 

投資すれば良いのかよくわかりません。

 

そこで今回は、わたしが書籍やインターネットやYoutubeで著名な方々の色々な意見を参考にして至った、「できるだけリスクを減らした安全な運用」を目指した長期のポートフォリオについて書きたいと思います。

特に、資産運用で悩んでいる40代ぐらいの方々に、参考にしていただければ幸甚です。

※投資は自己責任です。あくまで一例として読んでください

 

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【投資は時間との戦い?】

投資は、兎に角早く始めることが重要だとよく言われます。

 

この記事では、安全に運用する事を前提にしており、わたしの考え方は、多くの方が推奨しているインデックス投資ですが、この投資スタイルで重要なのが長期積立運用することです。

 

タイトルで「40代」と書いていますが、これは40代の方向けという事もありますが、40代であれば20年ほどの時間をかけて老後資金に充てることができるであろうと考えている為です。

 

投資タイミング

ただ、早く始めるといっても、今のこのバブルと言われつつある株式市場の状況で投資して大丈夫なの?という声も聞こえてきそうです。

 

確かに、

 

アメリカNYダウ平均株価  → 3万ドルを超える勢い

アメリカナスダック市場   → 史上最高値更新!!

日経平均株価        → 29年ぶりに2万6000円台を回復!!!

 

なんて、情報が流れているのは事実で、正直、心のどこかで「コロナで経済が回復していないのに、こんな株価は続くはずがない」と思っているところはわたし自身にもあります。

※マーケットは、景気を先行して動くので、自体経済と乖離することがしばしばあります

 

しかし、コロナは、あくまで「一病原体」による危機であって、ワクチンなどでウイルスの勢いが解消なり軽減されれば、経済はすぐにでも正常に戻ると思われます。

また、危機というのはこれまでも不定期に何度も起こっています。

 

ざっとあげてもこんなに・・・。

1991年 日本経済のバブル崩壊

1992年 欧州通貨危機

1997年 アジア通貨危機

2000年 ITバブル崩壊

2010年 ユーロ危機

2013年 新興国危機

2020年 コロナショック

 

上記を見てもらえればわかりますが、1990年~2020年までの、わずか30年の間に日本・世界でこれだけの危機が起こり、その度に、株式市場は打撃を受けています。

それでも結果的に、徐々に株価は回復し成長軌道に戻っていきます

 

これは、以前の記事でも書きましたが、人間には「よりよい生活をしたい」という欲求があり、世界的に人口が増え続ける限りその欲求は増大、結果的に世界経済は発展していくからです。

ですので、株価がもう少し下がったら・・・と躊躇していると、いつまで経ってもスタートを切ることができません。

 

 

以上より、投資のタイミングはいつがいいのか?

 

という問いに対する答えは、常にというのが回答になります。

 

 

複利効果

投資をなるべく早くに始めることの最大のメリットは、複利効果です。

 

現在、銀行の金利は0.001%となっており、100万円預けて1年後に受け取れる利息は10円ぽっち。

 

金利には大きく単利と複利がありますが、簡単に説明するとそれぞれこんな感じ。

 

★ 単利  利息を元本には組み入れずに元本のみを利息計算の対象とする
★ 複利  預金から得られる利息を元本に含めて利息計算の対象とする

 

複利の場合は、預入年数が増えれば増えるほど、利息の対象となる元金が大きくなるので、当然増え幅が大きくなります。

 

 

実際どのくらいの掛金にすると、利息がどのくらい変わってくるのかを一覧に示してみました。

まずは、掛金を月1万円とするパターンです(リターンは5%で設定)。

 

運用年数 獲得利息 年数による運用益の差

(5年をベースとする)

5年 80,061
10年 352,823 + 272,762 ※約4.4倍
20年 1,710,377 + 837,488 ※約21.4倍

 

表の一番右の項目「年数による運用益の差」をご覧下さい。

10年運用するよりも20年の長期にわたって運用した方が、運用益が大きく増加しているのが分かると思います。

 

運用期間が2倍(5年→10年)になると・・・ 運用益は 約4.4倍

運用期間が4倍(5年→20年)になると・・・ 運用益は 約21.4倍

 

 

では、続いて掛金を月2万円に増やしてみましょう。

運用年数 獲得利息 年数による運用益の差

(5年をベースとする)

5年 160,122
10年 705,646 + 545,524 ※約4.4倍
20年 3,420,673 + 3,260,551 ※約21.4倍

 

運用期間が2倍(5年→10年)になると・・・ 運用益は 約4.4倍

運用期間が4倍(5年→20年)になると・・・ 運用益は 約21.4倍

 

 

更に、掛金を月3万にした場合の結果はコチラ

運用年数 獲得利息 年数による運用益の差

(5年をベースとする)

5年 240,182
10年 1,058,468 + 818,286 ※約4.4倍
20年 5,130,010 + 4,889,828 ※約21.4倍

 

運用期間が2倍(5年→10年)になると・・・ 運用益は 約4.4倍

運用期間が4倍(5年→20年)になると・・・ 運用益は 約21.4倍

 

ここから言える事は、下記2点です。

 

運用期間について → 長い方が資産は加速度的に増える

掛け金について  → 金額の多寡で増加幅は変わらない

 

結論としては、複利の効果を享受するには、やはりとにかく早く始めた方がいいという事ですね。

 

ところで、ここで設定している「リターン5%」なんて可能なの?

という疑問が出てきそうですが、それは選択する運用対象によって変わってきます。

 

日本の株では恐らく無理でしょうが、多くの投資家が勧めるアメリカ株であれば、今後20年・30年というレベルであればまだまだ可能ではないでしょうか。

 

 

【ポートフォリオが重要】

投資におけるポートフォリオとは、「金融商品の組み合わせ」の事です。

 

20代のように若い人であれば、年金受給年齢までかなりの時間的余裕があるので、攻めた投資をする事が出来るかもしれませんが、40代以降となってくると、ある程度守りの部分も必要なのかなと個人的に思っています。

 

ところで株取引においては、重要なことわざがあります。それは、

 

卵は1つのカゴに盛るな

 

というもの。

 

 

1つのカゴに盛るように、1つの株に集中して投資するとか、似通った投資・投資先(株なら株だけ、米国なら米国だけなど)に偏った投資をすると、その株、国でマイナス要因の事象が発生してしまうと、全体に影響を及ぼすのでダメージが大きくなります。

 

証券会社を分散する

というわけで、運用するにはできるだけ分散を意識することが求められるわけですが、投資商品の前に、まずは運用する証券会社においてもやっておいた方がいいようにわたし自身感じています。

 

 

証券会社で運用するお金は、長期になればなるほど大きくなります。

銀行であればに預金保険制度によって、元本1,000万円までと破綻日までの利息が保護され、証券会社の場合も同じようにセーフティーネットがあるので安心と言えば安心。

 

不測の事態があっても、そもそも分別管理が基本的にされているので、最終的には預けた資金は戻ってきます。

 

ただ、手続にかかる時間が、いったいどのくらいになるのかは誰にもわかりません。

勿論、資金の全てを投資に回すということはないにしても、急にまとまったお金がいる事態はあり得ますし、こちらがダメでもあちらが・・・と分散させておくのは、やはり安全ではないでしょうか。

 

だからこそ、証券会社も2社ぐらいに分散させても良いのかなと思います。

あまり多くなりすぎると管理が大変ですし、最終的には不要になるわけですから、止める時のことも考えて2社、多くても3社ぐらいが妥当かなと思います

 

 

では、どこの証券会社がいいのか?

投資専門誌「ZAi」を参考にさせてもらうと、下記2つの証券会社がランキング1位、2位となっています。

※2020年版

 

1位 SBI証券

2位 楽天証券

 

実際、わたしの運用先も上記の2社を利用させてもらっています。

 

中でも使い勝手がいいのは、SBI証券。

ここは、関連ネット銀行である「住信SBIネット銀行」があり、ここを通じて入金する手数料がタダになります。

2位の楽天証券も同じように楽天銀行というネットバンクがあり、同じようなことができると言えばできます。

 

しかし、個人的に考える大きなメリットが2つあります。

 

1つ目は、為替コストが安い事。

仮に、短期でも資産を運用すると考えた場合、外国株式や外貨建MMFを購入するなど外貨の交換が必要な時もあるでしょう。

SBI証券の場合、手数料が業界最安値なのでとても助かります。

※米ドルの場合、たったの4銭

 

2つ目は、仮想通貨取引所を持っているという事。

2013年の「マウントゴックス事件」で有名になった仮想通貨のビットコインについて知っている人もいるかもしれません。

 

まだまだ、仮想通貨の一般的な認知度・人気はそこまで高くないと思いますが、昨今、海外の著名資産家や機関投資家がポートフォリオに組み入れるなど徐々に注目されつつあります。

価格の乱高下が激しく、現時点ではまだ「投機商品」かもしれませんが、今後一般生活レベルでの決済等に使われるようになると、これもまた投資商品として魅力が出てくると思います。

 

そうなると、自身の老後資金の一部として仮想通貨を入れることは十分に考えられます。

※コモディティを資産の一部に組み入れることは賢明!

 

SBI証券の現CEOである北尾氏は、仮想通貨のリップルを普及させることを命題にしており、世界的にも送金手段としてリップルがかなり使われてるので今後普及してい可能性が高いです。

ポートフォリオは、一度作ればそれで終わりではなく、1年に1回は見直す事が重要なので、その点でも革新的な取り組みを行っているSBI証券はお勧めですね。

 

因みに、おまけ的に・・・

 

・証券口座と連携しておけば(ハイブリッド預金)、預金金利が10倍の0.01倍になるので、銀行預金よりも金利が高くなる(10倍といっても知れてますが・・・)

 

・Tポイントとの連携ができる「投資マイレージサービス」によりTポイントが貯まる、使える

 

てのもあります。

 

 

iDeCoを利用する

iDeCoは、個人型の確定拠出年金で2017年から利用できるようになりました。

 

安全に長期運用する上において、iDeCoを最優先にすべき最大の理由は、掛け金が全額所得控除されるところ。

サラリーマンの場合、月最大で23,000円掛けることができるので、年間最大で276,000円を課税所得から控除することができます。

※企業年金に加入していない場合の金額です

 

所得税の税率は、現状下表のようになっていますが、

課税される所得金額 税率 控除額
1,000円 から 1,949,000円まで
5% 0
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円

 

所得金額の境目にあたる場合、この276,000円という金額は大きいですし、控除額がゼロである税率5%の区分でも、課税所得金額が小さいに越したことはありません。

※因みに、iDeCoで掛けた金額は、「所得から差し引かれる金額」の「小規模企業共済等掛金控除」に分類されます

 

非課税となるメリットは、この他に積立NISAもありますが、まずはiDeCoを利用しない手はないでしょう。

 

 

さて、iDeCoにおいて何に投資するかですが、その前にどの金融商品に投資するかを決める必要があります。

一般的に、年齢が上がってくると守りの資産を含めることがベターとされていますが、その筆頭に上がってくるのは債券

 

わたしは、債券を組み込むのはアリだと感じています。

そして組み込む場合、株式に投資するポートフォリオですが、「100-年齢」というものを基準にすると良いと思います。

逆に言うと、債券の配分は自分の年齢の割合という事です。

 

例えば、あなたの年齢が40才なら、株式の割合は100-40で60%、45歳の方なら100-45で、株式の割合を55%にするなどですね。

この計算は、年齢が上がるほど結果(株式への投資割合)が低くなり、よりリスクを抑えた投資配分になります。

 

一例ではありますが、1989年~2014年までのリターンを見た場合、債権の最大落ち込みがー3%であったのに対し、株式はー38%とその差が大きく出ています。

勿論、この先も同じような運用結果になるとは限りませんが、少なくとも債権の方が株式よりもボラティリティは小さく安定した運用結果が見込まれます。

 

楽天証券とSBI証券をのイデコのラインナップを見てみると、丁度良さそうなのがあります。

それは、『日興インデックスファンド海外債券ヘッジあり』 という商品。

 

 

1つ目のポイントは、ヘッジが効いているというところです。

海外の金融商品に投資して一番の懸念は為替

せっかく運用益が出ても、極端な円高になれば利益なんてあっという間に吹き飛んでしまいます。

 

しかし、かといって国内はというと、すでに人口はピークを過ぎて減少し続けており、経済は落ちていく一方。

アベノミクスの3本目の矢が一向に飛ばないことを考えると、今後も期待はあまりできません。

 

であれば、嫌でも海外の力に頼らざるを得ません。

 

ヘッジさえされていれば、基本的には為替を気にする必要がありません。

株式一辺倒という危険なポートフォリオにしなくても、債券を組み込み、金融商品の種類は分散しながら為替ヘッジを効かせれば、より安全性を高くすることが出来ます。

 

 

2つ目のポイントは、複数の外貨建てであるということ。

現在の基軸通貨は、誰しも知るドルです。

 

しかし、このドル一強が今後も続くかはわかりません。

現に、ドルの相対的価値は下がり続けています。

 

ドルの信認が揺らぐと、次に浮上するのは第二の通貨圏であるユーロかもしれませんが、少なくとも永遠にドルが基軸通貨たり得るとは限りません。

 

その点、このファンドは、複数の外貨建てによる債券なので、通貨に対するヘッジも行えます

 

ドル建て 44%

ユーロ建て 38%

ポンド建て 6%

 

しかも運用管理費用(信託報酬)は、0.176%と割安。

※為替ヘッジが効いている商品は、そんなに多くありません。手数料も高くなってしまいます。

 

債券を入れなくても良いという意見は、当然これまでの数十年を見た結果であり、今後も同じ状況が続くと確信しているならそれも一つの考え方です。

が、米中摩擦が収まりを見せず、コロナ禍で、これまでの常識が非常識になった今、市場の常識が今後も続くとは限らないと考えるなら、こんな商品を選択するのも一考かと思います。

 

 

注意!

iDeCoは、原則60歳まで解約することができません。

ただし、掛け金の金額を減らしたり、一時的に停止することはできますので、生活の変化により拠出が難しいとなったときは、いつでも変更が可能です。

 

 

積立NISAを利用する

次に、非課税の制度として利用したいのが積立NISAです。

 

この制度も運用益に関しては、通常20.315%かかる税金が非課税になるので、使わない手はありません。

※所得税:15.315% 住民税:5%

 

前述のiDeCoで債券の商品を選択したので、こちらは株式を選びます。

わたしの株式のお勧めは、全世界株式インデックスファンドです。

 

理由は、先ほども書いた通り、世界経済は人口が増加していく限り成長し続けることから、今後も長期にわたって期待できるからです。

 

現状、世界経済のけん引役は中国かもしれませんが、現時点で経済規模が一番大きいのは腐ってもアメリカ。

それが証拠に、全世界株式と言っても、組み入れている国別の比率を見ると半分近くをアメリカが占めています

 

<楽天・全世界株式インデックスファンド>

楽天・全世界株式インデックスファンド‗国別

※楽天証券HP参照

 

<SBI・全世界株式インデックスファンド>

SBI・全世界株式インデックスファンド‗国別

※SBI証券HP参照

 

 

結局、アメリカが風邪をひくと全世界経済に影響が出るというのが現状なのです。

 

ならば、アメリカのS&P500種指数に連動する商品を選べばいいのでは?

という疑問も出てくると思います。

 

確かに、現時点ではそうとも言えます。

実際人気のeMAXIS Slimシリーズでも「S&P500米国株式」の積立NISAはあるので、それを選択するのもいいと思います。

※楽天証券には、S&P500関連の商品はありません

 

ただ、分散という観点から考えると、やはりアメリカにさえ投資しとけば安心というのは、過去はそうかもしれませんが、今後はわかりません

その点、全世界の株式に投資する商品であれば、組み入れる中身は世界経済規模や成長性に合わせて変更されるはずですので、手間がなくて済みます。

※全く放置していいわけではなく、1年に1回程度は投資商品は見直しが必要です

 

 

【まとめ】

老後2,000万円不足問題から、一気に投資への意識が高まった今の日本。

 

「わからないから」という理由でやらないのは、やはり危険です。

勿論資産が目減りするリスクとの兼ね合いですが、何度も書くように、基本的に世界経済は人口が増加していく限り成長するので、世界へ投資をすることはリスクはそこまで大きくないと思います。

※為替ヘッジを効かせた商品を一部組み込むことは重要だと思いますが・・・

 

基本のポートフォリオは、株式と債券。

そして、安全に運用する為の基準は「100-年齢」。

この計算結果の割合を株式、残り(年齢にあたる割合)を債券にしておくのがベターであり、リスクを減らすうえでも良いのではと思います。

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