ソーシャルレンディングとは?仕組みを理解していざ登録!

殆どの人が、漠然としたイメージしか持っていなかったであろう「老後に必要な資金」。金融庁から出された2,000万円という数値は、あまりにも高額で立ちくらみをした人もいるのではないでしょうか。

勿論、一人ひとりの生活スタイルは違いますし、家族の形も様々。

 

一概に、2,000万円という数値が一人歩きしている感は否めませんが、しかしそれでもお金はあって困るものではありません。

今回は、新たな投資の形として徐々に増えてきているソーシャルレンディングについて書きたいと思います。

 

少しでもお金を増やしてみたいという方は、ご一読ください。

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【ソーシャルレンディングとはどういう投資?】

かつては年利数%あったという郵便局の金利も、今や100万円預けて10円ほど。

 

新たな投資先が何かないかと探していたところ見つけたのが、

ソーシャルレンディング

というものでした。

 

個人が何か事業を起こしたり、企業が何か新しい事業を始める場合には、多くの場合必要資金を銀行から借り受ける形を取りますが、このソーシャルレンディングという新たなスタイルは銀行を介しないで資金調達ができるという画期的な仕組みです。

 

融資を受けたい個人(法人)は、web上にある、このサービスを行っている会社を通じて、同じく融資をしたい個人(法人)からお金を借りる形になります。

 

図で表すと、こんな感じ。

ソーシャルレンディングの仕組み図

1.申請

まずは、借主(個人や法人)が、web上で展開しているソーシャルレンディング事業者に、お金を借りる申請をします。

事業者は、事業の将来性や貸し倒れの危険性、担保の有無など、独自の判断によりGOを出すかを判断して、OKと判断したものをweb上で公開し、投資の募集を行います。

 

2.出資

投資家は、予め投資口座をに現金を入金し、web上に公開された各案件の内容(利回りや投資期間など)を見て投資するか判断します。

 

3.融資

事業者が借主に貸し出しを行います。

 

4.返済

借主は、決まった方法(毎月返済 or 一括返済など)で事業者に返済をします。

 

5.利回り

事業者により異なりますが、管理手数料や儲けなどを引いた残りを、投資家に分配します。

※一般的には、募集案件に書かれている利回りが支払われますが、パーセンテージは確定の数値ではありません

 

 

因みに、今では一般的になった『クラウドファンディング』という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、あれは金銭的な報酬は得られません。

完全な寄付という形か、サービスを享受できるだけです。

 

金銭的な利回りがある投資という意味では、ソーシャルレンディングは新しい投資の形だと言えます。

 

<補足>
ソーシャルレンディングは、商法535条にある「匿名組合契約」にあたります。
これは、出資者は営業を行う事業者に出資をし、事業者がその事業により得た利益を出資者に分配することを約束した契約になります。

 

<ソーシャルレンディングのメリット>

新しい投資の形である、このソーシャルレンディングの魅力を挙げるとこんな所でしょうか。

 

1. 高利回り
2. 少額から投資
3. 短期での運用

 

1.高利回り

この金融サービスが生まれたのは、2008年(maneo株式会社)。

 

もともと海外で生まれたこのサービスは、日本では当初なかなか開業が大変だったようですが、今では数十の会社が存在しています。

 

利回りは、案件によって異なりますが、大抵3%以上はあります。

中には10%近い案件も。

※この利回りは、あくまで名目ですので保証されているものではありません。

 

当然利回りが高いということは、リスクも大きいわけですが担保を取っているものもあるので、そういう案件を選べばリスクを低減できます。

 

 

2.少額から投資

まだ、日本でそこまで馴染みのない投資スタイルとなると、大きなお金を投資するとなると躊躇すると思います。

 

勿論、余裕資金ではじめる事は必要ですが、このソーシャルレンディングの場合、1万円からできるものが結構あります。

※案件により、最低5万円以上といったものもあります

 

投資としてメジャーな手段である「株式投資」を考えた場合、

 

1万円からの投資ができる

株価が上がることが期待できる

 

といった銘柄を見つけることは素人には至難の業。

つまり、手を出すことすら出来ません。

 

しかし、ソーシャルレンディングの場合は、1万円から参加ができます。

1万円ぐらいならやってみようと思いませんか?

 

 

3.短期での運用

株式の場合、売るタイミングを決めるのは自分です。

 

投資の格言で、「頭とし尻尾はくれてやれ」というものがありますが、プロでも ” あたま ” はわからないわけですから、投資未経験者や、初心者が株式投資をすると痛い目を見る可能性は高いと言えます。

 

その点、ソーシャルレンディングの場合は、投資期間が、投資判断時点で決まっています。

2~3年のものもありますが、数ヶ月なんてのもあります。

 

1万円の投資と考えた場合は、数年でもどうってことがないでしょうが、株式のように、「そこそこのお金を投資したが株価が低迷して売るに売れない」なんてことになると動くことが出来ません。

その点、投資金額は自分で決めることが出来、且つ短期での運用ができるソーシャルレンディングは、株式よりも自由度が高いと言えます。

 

 

<ソーシャルレンディングのデメリット>

勿論、悪い点もあります。

一般的に言われているのはこんな点です。

 

1. 貸し倒れ・倒産リスク
2. 途中解約不可
3. 遅延・延長リスク
4. 倒産リスク

 

1.貸し倒れ・倒産リスク

ソーシャルレンディングを利用する企業というのは、大企業というよりは中小のまだ創立間もない企業が目立ちますが、この理由は銀行での融資審査に通らない事も一つの理由だそうです。

※銀行の場合、審査においては一定期間操業している・担保があるなどの厳しい条件があります。

 

特に、創業間もない企業となると、銀行では融資を受ける事が難しい。

そこで頼りにされているのが、ソーシャルレンディングのサービス事業者です。

 

ただ、忘れてはならない現実があります。

 

それは、

大企業より中規模企業の方が、中規模企業より小規模企業の方が倒産のリスクは高くなる

という事。

 

体力(資金力)が違うから当然と言えば当然ですね。

結果、デフォルトになるリスクはあり得ます。

 

※とは言え、倒産件数はここ数年いずれの規模の企業も減少傾向にあります(休廃業・解散は増加 )

 

 

2.途中解約不可

ソーシャルレンディングで出資する場合、出資期間が案件ごとに決められていますが、原則途中での解約はできません

 

今、多くの方が節税で利用しているであろうiDeCoも同じ。

あれも、原則60歳までは解約が不可能となっています。

 

最低1万円から出資できるものもありますが、期間満了までは出資金を取り戻すことはできないので余裕資金で行う方が無難です。

 

 

3.遅延・延長リスク

借主からの返済遅延や期間の延長といったリスクもあります。

 

前述したように、中小規模の会社は大企業に比べて体力がない事もあり、場合によっては融資金の返済遅延を起こす場合があるようです。

 

そして、遅延のみならず、募集時点での貸付期限の延長を申し出てくる借主もいます。

この場合、当然出資した額は期限内には戻りませんが、ソーシャルレンディングの場合は、これも受け入れた上での出資となるので、その点を踏まえた上で投資する必要があります。

 

 

4.倒産リスク

SBIソーシャルレンディングの場合は、仮に倒産となった場合は、同社の全ての財産が破産管財人の管理下に置かれるので、普通の会社の倒産と同じように、出資者の出資比率に応じた出資額しか返済されません。

 

例えば、銀行などの場合、預金者が預金したお金は、仮に銀行が破産した場合でも、1,000万円と破綻日までの利息が預金保険機構による預金保険制度によって保護されます。

 

証券会社も、通常は、預かった有価証券や預り金については「顧客資産」として、証券会社自身の資産と区別して保管することが義務付けられています。

※これを分別管理と言います

 

そういう意味で言うと、ソーシャルレンディングに関しては、出資に関しては、まだまだ自己責任的な要素が強いかもしれません。

 

 

【出資(投資)に向けた準備】

メリット・デメリットを把握したうえでGOと判断した後、最初に決めるのは事業者です。

 

海外からスタートしたこのサービスを行う事業者は、今(記事作成時点)では、日本に数十社が存在しますが、正直どこが良いのか迷うところではあります。

多くの方は、バックボーンがしっかりしていて、それなりに実績がある事業者を・・・というのが理想だと思いますが、わたしが選んだのは、

 

SBIソーシャルレンディング

 

という会社です。

 

<事業者の選択理由>

SBIソーシャルレンディングは、2008年に設立された会社でSBIグループ100%出資の会社です。

 

このソーシャルレンディングという仕組みをスタートさせた会社(maneo)の設立が2007年ですから(同サービスのスタートは2008年)、ほぼ同じ時期であり、同業界では所謂 ‘ 老舗企業 ‘ という立ち位置になります。

 

maneoという会社は、東京三菱銀行(現:三菱UFJ銀行)出身の方が興した会社で、これまでに成立したローンの総額は、なんと1640億円以上!

※記事作成時点での数値です

 

 

ただ、それだけ実績のあるmaneoではなく、SBIソーシャルレンディングを選んだのは、単純に

 

振込手数料の違い

 

です。

 

出資にあたっては事業者の口座(投資口座)に入金する必要があり、分配金に関しては、それを入金してもらう口座が別途必要ですが、maneoの場合は、いずれの場合も負担は投資家となっています。

これに対し、SBIソーシャルレンディングの場合は、分配金の入金に関しては投資家負担ですが、投資口座への入金に際しては住信SBIネット銀行を使えば負担はありません。

 

わたしのように、投資する金額がそもそも小さい人にとっては、たとえ片道(投資口座への入金)だけでも手数料をなくせることは大いにメリットがあります。

 

<いざ、投資家登録!>

登録は、ネットだけで完結することが出来てとても便利です。

※今回は、SBIソーシャルレンディングにおける登録について書きます

 

 

登録の流れ

登録までは、数分で簡単に終わります。

 

1.メールアドレス登録

登録後、送られてくるメール内のURLにアクセスします。

 

 

2.財務状況などの登録

財務状況とは、年収であるとか金融資産、ローンなどの負債の有無を選択形式で選びます。

まあ、この辺りは保険加入時なんかにも聞かれるような一般的な質問内容です。

 

その他には、投資の目的や運用期間についての希望(長期とか短期とか)についての質問なんかもあります。

 

 

3.必要書類の準備

必要な書類はこれだけあります。

 

マイナンバー(通知カードでもOK)

本人確認(免許証・パスポート)

銀行口座確認書類

 

マイナンバーを金融機関に教えるのはどうも抵抗が・・・という人もいると思いますが、これは法律上の義務なのでどうしようもありません。

 

所得税法第225条に基づく支払調書作成において、お客様のマイナンバーを記入することが義務付けられています

 

上記の3書類は、画像として添付すればOK。

※インターネットを介しての申請に不安がある人は、郵送でも行うことが出来ます

 

手続きはこれで完了です。

あっという間ですね。

 

4.本人確認ハガキ送付

登録が完了すると、数日で「確認キー」が書かれた本人確認ハガキが届きます。

簡易書留で。

 

SBIソーシャルレンディングのHPからログイン後、同ハガキに記載の「ご本人様確認キー」を入力する事で投資家登録が完了します。

 

 

以上、ここまでの流れにより投資できる準備が整います。

後は、出資金を入金すればいつでも投資を行うことが出来ます。

 

【まとめ】

現時点(記事作成時点)では、SBIソーシャルレンディングに登録している投資家の数は4万人ほど。

投資ができる年齢である20歳以上の人口は、1億509万人ですから、比率としては約0.02%。

※令和元年10月時点の人口 by 総務省統計局

 

他の事業者を合算しても、まだまだ数%の人しか、この仕組みを利用していないことになります。

 

ただ、登録者数は、年々右肩上がりとか。

 

一定の支持は受けているようです。

 

「ソーシャルレンディング」という投資スタイルは、勿論リスクはありますが、今後市場規模が拡大してくる可能性はあると思いますので、今から情報を集め参加してみるのも勉強になるかもしれませんね。

※全ての投資は自己責任です。余裕資金でやるようにしましょう。

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